J.フロントnews |10月既存店19.1%減/駆け込み需要反動減
J.フロントリテイング(株)(東京都中央区、山本良一社長)の10月度の売上高は、大丸松坂屋百貨店合計では19.1%減、百貨店事業合計では18.7%減となった。増税前の駆け込み需要の反動減が大きい。また、首都圏を襲った台風19号により一部店舗が臨時休業や営業時間短縮を余儀なくされた。
大丸松坂屋百貨店の免税売上高は対前年比で約15%減(客数同11%減、客単価同5%減)となった。
大丸では、心斎橋店20.4%減、梅田店14.7%減、東京店15.7%減、京都店18.7%減、神戸店24.6%減、須磨店12.1%減、芦屋店41.2%減、札幌店17.1%減だった。
松坂屋は、名古屋店18.5%減、上野店19.6%減、静岡店26.5%減、高槻店18.9%減、豊田店18.9%減だった。
地方法人の博多大丸は15.1%減、下関大丸は12.0%減、高知大丸は22.1%減。
9月20日に本館を建て替えグランドオープンした心斎橋店は、消費増税前の駆け込み需要の反動減があるなかで、宝飾品が25%増、ラグジュアリーブランドが6%増となるなど順調に推移している。