丸井news|第3Q売上収益1864億円・0.1%減/クレジット取扱高初の2兆円

(株)丸井グループ(東京都中野区、青井浩社長)が2020年3月期第3四半期の決算を発表した。売上収益1864億3000万円(前年同期比0.1%減)、営業利益328億8100万円(7.7%増)、経常利益318億8700万円(7.8%増)、四半期純利益193億3300万円(3.0%増)。

営業利益率17.6%、経常利益率17.1%。

丸井グループは大きく分けて小売事業とフィンテック事業がある。牽引するのはフィンテック事業だ。

フィンテックセグメントの営業利益は303億円(16.0%増)。ショッピングクレジットが好調に推移したことから、売上収益は8期連続の増収、営業利益も4期連続の増益となった。

グループ総取扱高は2兆1743億円で前年比16%増。フィンテックのショッピングクレジット取扱高が全体を牽引し、前年を2933億円上回って第3四半期としては初めて2兆円を超えた。エポスカードの利用者は、カード会員数が714万人(前年比6%増)、プラチナ・ゴールド会員が240万人(15%増)と大きく伸長した。

一方、小売りセグメントの営業利益は77億円(8%減)で前年を6億円下回った。前期までの5年間にわたってショッピングセンター型店舗への転換を図り、収益改善と利益の安定化を進めた。しかし自主専門店・消化仕入れ区画・ECが消費増税や天候不順などの影響を受けたことで減収減益となった。

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