ゲオnews|年商3051億円4.3%増・経常利益39%減/リユースは好調

レンタルの「ゲオショップ」やリユースショップ「セカンドストリート」を展開する(株)ゲオホールディングス(愛知県名古屋市、遠藤結蔵社長)が2020年3月期の本決算を発表した。

売上高は3050億5700万円(前年同期比4.3%増)、営業利益100億2200万円(36.0%減)、経常利益107億6500万円(38.9%減)、当期純利益38億4400万円(62.7%減)と増収減益だ。純利益が大きく減少しているのは減損損失を27億7000万円計上したことによる。

営業利益率3.3%、経常利益率3.5%。

ゲオグループは子会社34社、関連会社2社で構成される。一般顧客を対象としてパッケージソフトを中心にレンタル・中古品買取販売・新品販売を行う店舗の「メディアショップ」、衣料・雑貨・家電製品等の中古品の買取販売を行う店舗の「リユースショップ」の小売事業と、アミューズメント施設の運営事業を行っている。

「ゲオショップ」として展開するメディアショップの売上高は、579億6200万円(前年同期比93.1%)。映像レンタル市場の下降トレンドのなか、第4四半期には新型コロナウイルス感染症発生による巣ごもり的な需要が発生したが、売上高は減少傾向にある。

「セカンドストリート」を主力とするリユースショップは、リユース市場が成長していて既存店売上高は堅調な推移を続けている。また新規出店による店舗数増加とリユース卸売の(株)おお蔵の連結効果もあり、売上高はリユース品のメディア系が560億4800万円(103.5%)、リユース系が662億6900万円(126.2%)と伸びた。

ゲーム機本体とゲームソフトを中心とする新品商材は、第3四半期以降にポケットモンスター、どうぶつの森シリーズの新作がヒットしたが、売上高は841億2900万円(94.3%減)の減収となった。

3月末のゲオグループ店舗数は60店舗増加して1938店舗。

2021年3月期は、売上高3000億0000万円(1.7%減)、営業利益60億0000万円(40.1%減)、経常利益64億0000万円(40.5%減)、当期純利益32億0000万円(16.8%減)を見込む。

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