アレンザnews|第2Q営業収益810億円21%・経常利益169%の増収増益

(株)ダイユーエイト、(株)タイム、(株)バローホームセンターなどのホームセンター事業会社からなるアレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)が2021年2月期の第2四半期決算を発表した。

営業収益は810億0300万円(前年同期比21.1%増)、営業利益が56億2000万円(181.9%増)、経常利益58億8300万円(169.1%増)、四半期純利益37億8800万円(191.1%増)の大幅な増収増益だ。

営業利益率6.9%、経常利益率7.3%。

新型コロナ対策として除菌関連用品、マスク、ハンドソープなどの生活衛生用品が売上げを牽引した。また巣ごもり需要や特別定額給付金の影響によって、木材塗料、工具金物、作業資材などのDIY関連商品、用土、肥料、野菜苗などの園芸用品、さらに収納、インテリア用品の売上げが伸長した。夏場に猛暑が続いたことで扇風機、冷房等の家電製品、その他季節商品の販売が好調であったことも既存店売上高の増加に寄与した。

ダイユーエイトの営業収益は250億2000万円(15.6%増)、営業利益は17億4700万円(304.8%増)。既存店は、客単価が前年同期比で0.8%、客数が11.2%とそれぞれ増加したことにより、売上高は12.0%の増収となった。成長事業への設備投資としてEC物流センターを福島市に新たに開設している。商品保管量の拡大、当日発送商品の充実などの取り組みを進めている。

タイムの営業収益は83億6900万円(11.0%増)、営業利益は4億5300万円(2019年8月は1255万円)と、大きく利益を伸ばした。既存店は客単価が前年同期比で1.0%、客数が9.4%とそれぞれ増加したことにより、既存店売上高は10.5%の増加となった。

ホームセンターバローの営業収益は323億2300万円(33.5%増)、営業利益は23億4600万円(113.0%増)。決算期変更のため前年は4月1日から8月31日までの5カ月間としているため増加率が高い。既存店は客単価が1.7%、来店客数は8.0%とそれぞれ増加して、既存店売上高は9.8%増。EC部門の「eショップ店」は、掲載アイテム数を増やし、翌日配送可能商品を拡充したことで順調に売上げを伸ばした。

ペットショップの(株)アミーゴの営業収益は111億6800万円(24.2%増)、営業利益は9億2100万円(165.5%増)。既存店は客単価が11.1%、客数が8.1%とそれぞれ増加したことで、売上高は20.1%増加と伸長した。国内外の旅行が減少している影響から、ペットホテルの利用件数は大きく減少したものの、犬、猫のほか小動物、観賞魚など室内で飼育できるペットとその飼育用品の売上げが伸長した。ペットの生活必需品、消耗品をまとめ買いする需要も売上げを押し上げた。

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