AOKInews|’20年度純損失119億円/売上高は1432億円で20.6%減
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)が2021年3月期の本決算を発表した。
2020年4月1日~2021年3月31日の売上高は1431億6900万円(前年同期比20.6%減)、営業損失が57億9300万円(前年同期は営業利益66億4900万円)、経常損失が66億0600万円(前年同期は経常利益55億0100万円)、純損失が119億3100万円(前年同期は純利益4億4700万円)の赤字決算となった。
ファッション事業の売上高は853億8700万円(13.2%減)、営業利益は14億9900万円(48.1%減)。
新生活様式が定着するなか、国内外で好評の「パジャマスーツ」のラインナップを拡大するとともに、新たに立体縫製技術などの専門店の強みを活かした高機能・高性能でありながらお手頃価格の「アクティブワークスーツ」を発売した。オンラインショップでは、デジタル接客の強化を図り、「お気に入り登録」「レビュー機能」「リモートスタイリングサービス」などの新サービスを導入した。
ORIHICA3店舗を新規出店し、営業効率改善のためAOKI7店舗、ORIHICA6店舗を閉鎖した。2021年3月末時点の店舗数は628店。
アニヴェルセル(株)が運営しているアニヴェルセル・ブライダル事業の売上高は80億3300万円(63.9%減)、営業損失は30億8800万円(前年同期は営業利益4億3900万円)。
新生活様式に合わせた「チャペルウエディング」「ファミリーウエディング」や「フォトウエディング」に加えて、遠方のゲストも気軽にかつ安全に参加できる「オンラインウエディング」やペットと一緒に楽しむ「ペット婚」などさまざまなウエディングスタイルを提案した。また、結婚式前日までのプロセスを全てオンラインで行えるサービスも導入した。しかしながら挙式・披露宴の延期によって施行組数が大幅に減少した。
契約満了によって豊洲店を閉鎖した結果、3月末時点の店舗数は12店となった。
エンターテイメント事業の売上高は484億9900万円(16.9%減)、営業損失は51億0900万円(前年同期は営業利益26億7200万円)。
複合カフェの「快活CLUB」では、テレワーク・テレスタディ需要の高まりを受けて、WEBカメラの無料貸し出しサービス、WEB会議用アプリやマイクロソフトオフィスの導入に加え、「寺島文庫」オリジナル動画配信などによって、新たな店舗の活用方法を提案した。「コート・ダジュール」では「TV・動画視聴」「テレワーク・勉強」「楽器の練習」などのカラオケ以外の多彩なサービスを提供することで利用の促進を図った。「FiT 24」では 24時間営業のセルフ型フィットネスジムとしての強みに加え、「快活CLUB」と設備・サービスを相互利用できる独自の強みによって順調に推移した。
「快活CLUB」50店舗、「FiT 24」18店舗を新規出店し、営業効率改善のため11店舗を閉鎖した。3月末時点の店舗数は659店。