青山商事news|’20年度純損失389億円/売上高1614億円の25.9%減

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2021年3月期の本決算を発表した。

2020年4月1日~2021年3月31日の業績は、売上高1614億0400万円(前年同期比25.9%減)、営業損失144億0400万円(前期は営業利益8億1800万円)、経常損失114億3600万円(前期は経常利益15億3000万円)、388億8700万円の赤字(前期は純損失169億円)だった。

ビジネスウェア事業や総合リペアサービス事業は、第1四半期に店舗の臨時休業や時間短縮営業を実施したことによって売上高が大幅に減少した。また、特別損失として減損損失101億5000万円、事業構造改革費用60億0300万円を計上したことや、繰延税金資産の取り崩しによって、法人税等調整額(借方)に65億3200万円を計上した。

主力のビジネスウェア事業は、売上高1098億5500万円(28.3%減)、セグメント損失は157億7800万円(前期はセグメント利益3億1400万円)。

第1四半期は臨時休業や時間短縮営業を実施したことなどによって、既存店売上高は26.2%減となった。

店舗展開では「ザ・スーツカンパニー」2店舗、「ユニバーサル ランゲージメジャーズ」1店舗を出店した。一方で、「洋服の青山」28店舗、「ザ・スーツカンパニー」8店舗、「ユニバーサル ランゲージ」1店舗、「ホワイト ザ・スーツカンパニー」4店舗を閉鎖した。「洋服の青山」1店舗、「ザ・スーツカンパニー」2店舗、「ユニバーサル ランゲージ」1店舗のスクラップ&ビルドを実施した。3月末時点の店舗数は849店。

カード事業の(株)青山キャピタルは、売上高48億7500万円(7.7%減)、セグメント利益20億8300万円(7.2%減)。外出自粛要請、営業自粛要請等に伴う消費マインドの冷え込みなどから、ショッピングおよびキャッシング収入が減少した。

印刷・メディア事業は、主な取引先である流通小売業からの受注が減少したことなどによって、売上高115億1800万円(7.2%減)、セグメント損失3億5400万円(前期はセグメント損失4300万円)となった。

雑貨販売事業の(株)青五は、衛生用品や日用品などの購入を中心に客数および客単価が増加したことによって売上高164億3300万円(5.2%増)、セグメント利益6億4500万円(10.1%増)の増収増益。2月末時点の店舗数は111店。

総合リペアサービス事業のミニット・アジア・パシフィック(株)は、売上高91億7300万円(24.7%減)、セグメント損失7億1600万円(前期はセグメント損失4億7600万円)。3月末時点の店舗数は635店。

フードサービス事業の (株)globの売上高は91億0100万円(10.1%減)、セグメント利益は1億8100万円(68.6%)。新型コロナの影響を受け、売上高は前年を下回った。3月末時点の店舗数は「焼肉きんぐ」38店舗、「ゆず庵」13店舗。

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