ライフnews|2Q営業収益3871億円0.1%増・経常利益10.0%減の微増収減益
(株)ライフコーポレーション(大阪本社:大阪市淀川区、東京本社:東京都台東区、岩崎高治社長)が発表した2022年2月期第2四半期は、営業収益が3870億9300万円で前年同四半期比0.1%増だった。
売上総利益は粗利益率の改善によって増益となったが、販管費は採用強化に伴う人件費、新規出店に伴う賃借料、チラシ再開に伴う販促費、伸長しているEC強化等の物件費などによって増加した。
その結果、営業利益は152億5100万円(9.8%減)、経常利益は156億0300万円(10.0%減)、四半期純利益は107億8200万円(7.9%減)となった。
つまり微増収減益である。ただし営業利益率は3.9%、経常利益率は4.0%と水準を守った。
利益はいずれも前年同四半期を下回ったが、新規店舗の出店、ネットスーパーなどのeコマースのエリア拡大、BIO-RALなどのプライベートブランド商品の強化、おいしさを追求した商品施策などの効果が寄与し、事業は計画通りに推移した。
小売事業の営業収益は3866億3000万円(前年同四半期比0.1%増)、売上高は3753億8200万円(0.05%増)、セグメント利益は155億5800万円(9.8%減)。
部門別売上高は、生鮮食品部門が1620億0200万円(1.8%増)、一般食品部門1645億6100万円(0.5%減)、生活関連用品部門323億5200万円(5.7%増減)、衣料品部門115億5300万円(0.1%増)、テナント部門49億1200万円(1.0%増)。
ネットスーパー事業は、3月に(株)10Xと協業して、初のモバイルアプリ版となる「ライフネットスーパーアプリ」の提供を開始した。また配送面ではネットスーパー・来店宅配サービスに配送網を構築するために、4月に間口ホールディングス(株)と共同でラストワンマイルを担う新会社(株)ライフホームデリバリーを設立し、6月から事業を開始した。
2019年から出店を始めたAmazonプライム会員向けサービス「Prime Now」の配送地域は、東京23区と都下4市、神奈川県6市、千葉県13市、埼玉県1市、近畿圏も大阪市23区と府下19市、兵庫県1市、京都府3市に拡がった(それぞれ一部地域を除く)。
3月に東日暮里店(東京都)、4月に溝口店(神奈川県)の2店舗を出店した。一方で、8月に1店舗を閉鎖した。既存の神田和泉町店、葛飾鎌倉店、鶴見店、東尾久店、相模原モール店、菱江店の6店舗で改装を実施した。
(株)ライフフィナンシャルサービスの営業収益は11億8300万円(前年同四半期比2.4%増)、セグメント利益は4400万円(51.0%減)だった。