リテールパートナーズnews|第2Q営業収益2.3%・経常利益41.6%の減収減益

(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が2022年2月期第2四半期の決算を発表した。

3月1日~8月31日の業績は、営業収益1211億8600万円(前年同期比2.3%減)、営業利益27億7500万円(44.3%減)、経常利益32億0700万円(41.6%減)、四半期純利益20億1800万円(45.9%減)と減収減益となった。

営業利益率2.3%、経常利益率2.6%。

基本戦略として、「成長戦略」「競争力の強化」「収益力の強化」「グループ連携の強化」「人材力の強化」「DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進」「ESG経営」「資本政策」の8つの項目を定め、同社グループが長期的に目指す経営ビジョンの実現に取り組んだ。

「成長戦略」では、新規出店と既存店の計画的改装によるシェアの拡大を図り、3店舗の新設、5店舗の改装を行った。また、株式取得や事業譲受によって6店舗を新たに加え、その他の事業においてもスポーツクラブ1店舗の新設をした。「競争力の強化」では、商品開発や共同調達を拡大するとともに、生鮮強化型の店舗開発による改装を進めた。「収益力の強化」では、物流効率を高めるため物流体制を見直し、新チルドセンターの稼働を計画するほか、グループ物流システムの構築に向けた取り組みを実施した。

「グループ連携の強化」については、グループとしてのシナジー創出と経営効率向上のため、商品の共同調達、共同開発、コスト削減による利益の拡大を進めた。「DXの推進」では、レジ機能付きショッピングカートの運用を開始し、スマートストア開発を進めた。「ESG経営」では、グループ各社において、リサイクル活動、地域のフードバンク活動への支援、店舗における環境対応型冷蔵ケース設置など、社会貢献活動や環境保全活動を進めた。

新たな販売チャネルの構築に向けた取り組みとして、移動販売事業では、自社で12台運行していた移動販売車を順次「とくし丸」へ切り替えた。今後は、山口県内での運行車両数を増加させるとともに、事業エリアの拡大を計画している。また、ネットスーパー事業において、山口県全域と広島県の一部地域を対象に、生鮮食品から一般食品、雑貨まで届ける「マルキュウらくらく便」のサービスを展開している。今後は、新たな販売形態を加えながら対象を九州エリアにも拡大していく。

リテールパートナーズはスーパーマーケットの(株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウの3事業会社を傘下に擁する持ち株会社。

中心的事業であるスーパーマーケットの営業収益は1108億2100万円(2.8%減)、営業利益は27億6600万円(42.5%減)。

丸久では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めながら多様化する顧客のニーズに応えるため、販売商品の見直しを図り、品揃えを徹底した。2020年10月に新設した丸久プロセスセンターの稼働に伴い、店舗の省力化・省人化による店舗運営の効率化を図った。また、施設・設備を刷新し、フードディフェンス(食品防御)を強化した。

4月に開設したアルク八幡西店(北九州市八幡西区)では、アルク到津店(北九州市小倉北区)に続いて、(株)Retail AIが開発したレジ機能付きショッピングカートの運用を開始し、店舗におけるDX戦略を前面に打ち出した。1月に閉鎖したピクロス田布施店(山口県田布施町)では、店舗の建て替えを実施し、3月に丸久田布施店として屋号を変更し開店した。また、8月にサンマート美和店(山口県岩国市)で改装を実施した。8月31日時点で、丸久の店舗数は「アルク」の44店舗を含めて88店舗となっている。

マルミヤストアはさらなる事業拡大のため、3月に(株)小野商店(大分県宇佐市)からスーパーマーケット2店舗の事業譲渡を受けた。また、同じく3月に(株)戸村精肉本店(宮崎県日南市)の株式を取得し、同社および(株)戸村フーズを連結子会社とした。宮崎県日南市へは初進出となり、南九州におけるドミナント化による経営基盤の強化を見込んでいる。

子会社の(株)新鮮マーケットは、「大分県内における生鮮特化型スーパーマーケットNO.1」を合言葉に、販売点数増加に継続して挑戦している。経費面においても、生鮮在庫の適正化による鮮度・品質の向上、廃棄ロス削減による利益率の改善に取り組んでいる。

マルミヤストアは43店舗、新鮮マーケットは14店舗、戸村精肉本店は4店舗。

マルキョウは、鮮魚部門では「お魚屋さんの惣菜」の開発、精肉部門ではブランド肉の拡充、青果部門ではカットフルーツの品揃え強化に取り組み、惣菜・寿司部門では新商品の開発、仕込み、製造のスピードアップによる生産性強化を進めている。また、売上構成比の高い加工食品部門ではEDLP(エブリデイ・ロープライス)に取り組んでいる。

3月に空港通り豊店(福岡市博多区)をリニューアルし、4月に杷木店(福岡県朝倉市)、7月に小郡店(福岡県小郡市)、8月に朝倉店(福岡県筑前町)の改装を実施した。店舗数は85店。

8月末のリテールマートナーズの総店舗数は234店舗。

(株)アタックスマートが担うディスカウント事業は、営業収益が102億4700万円(1.0%増)、営業利益は1億4300万円(55.6%減)。九州エリアにおけるドミナント戦略とEDLP(エブリデイ・ロープライス)による価格戦略を柱にする。5月にアタックスサエラ店(熊本県甲佐町)を新設して、店舗数は32店。

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