ダイイチnews｜年商440億円3.3%増･経常利益6.7%増/既存5店舗を活性化

(株)ダイイチ（北海道帯広市、若園清社長）の2021年9月期の業績は、売上高が440億1500万円(前年同期比3.3％増)、営業利益19億0800万円(6.6％増)、経常利益19億2900万円(6.7％増)、当期純利益12億5700万円(7.6％増)の増収増益。

営業利益率4.3％、経常利益率4.4％。

売上高は、感染予防関連商品や内食・中食需要への対応、週間の販売計画に連動した売場づくりで増収。地域別売上高は、帯広ブロックは193億1100万円(3.2％増)、旭川ブロックは130億7000万円(1.4％増)、札幌ブロックは116億2800万円(5.8％増)。

売上総利益率については、商品ロス削減や在庫効率の改善は進んだものの、販売促進費の増加と価格戦略の強化によって前年同期に比べ0.2ポイント減少して、24.8％。販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は21.8％となり、前年同期に比べ0.4ポイント改善した。

10月に「みなみ野店（帯広ブロック）」、3月に「花咲店（旭川ブロック）」、7月に「八軒店（札幌ブロック）」と「旭町店（旭川ブロック）」、9月に「末広店（旭川ブロック）」の改装を行い、1店舗を閉鎖した。9月末の店舗数は、帯広ブロック9店舗、旭川ブロック7店舗、札幌ブロック5店舗、合計21店舗。「移動スーパー（とくし丸）」事業は、9月末現在で13号車となった。

事業年度の重点実施事項として、①新型コロナウイルス感染症対策の強化、②新規出店（札幌ブロック6号店）の事前準備の徹底、③粗利益率の目標達成のための仕組みづくり、④人手不足の解消と人時生産性の向上、⑤人材教育と福利厚生の充実、⑥コンプライアンスのさらなる徹底、⑦イトーヨーカ堂との共同販促の強化を挙げて取り組んだ。イトーヨーカ堂との協働については、セブンプレミアム商品の取り組み強化と、帯広地区に加えて新たに札幌地区でも共同の販促を実施した。