サミットnews|第2Q 営業収益1649億円0.1%減・経常利益36%減も過去最高
サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也社長)の2021年3月期第2四半期は、営業収益が1648億8100万円(前年同期比0.1%減)、売上高が1583億4700万円(0.1%減)、営業利益56億2400万円(31.8%減)、経常利益57億9400億円(36.1%減)となり、純利益は41億9700万円(35.3%減)の減収減益。ただしコロナ特需で異常値をはじき出した前期を除けば、今上半期は過去最高益だった。今期はサミット・コルモを合併しているため、前期比は連結決算との比較になる。
営業利益率は3.6%、経常利益率は3.7%。
売上高の内訳は生鮮3部門が550億6400万円(3.2%減)、惣菜およびベーカリーが183億4300万円(13.3%増)、加工食品・菓子・デイリーの「その他食品」が759億9200万円(0.3%減)、家庭用品および衣料品が115億4000万円(0.2%減)。惣菜とベーカリーは前年はコロナ禍で需要が落ち込んだ。今期はその需要の見直しを行い、味の向上を図ったことが、功を奏して二桁の伸長となった。
既存店は客数が前期比5.6%と伸長したが、客単価が5.5ポイント下がったことで、売上高は0.2%減。
「感染者数の増減によって売上げも変動したが、期初予想通り」と服部哲也社長。コロナ禍で「この2年、上振れ状態が続いた。8月は異常な感染者数だった。8月・9月は従業員感染者発生や家族の感染による自宅待機等で、従業員の休業は延べ日数で6000日に及んだ。しかし現在のように急速にコロナが収束に向かっていくと、気持ちがゆるんでしまう。改めて引き締め直す必要がある」とも語る。
サミットはハイタッチで顧客により沿う接客と店づくりを標榜しているが、コロナ禍で接客や催事ができなくなった。「各自、各店が独自の取り組み」(服部社長)でそれをカバーした。
上期にサミットストア富士見町店(東京都東村山市)、コルモピアコピオ相模原インター店(神奈川県相模原市)を閉鎖。9月末の店舗数はスーパーマーケット117店、コルモピア17店の計134店舗。
下期は、スーパーマーケットとして亀有駅北店(12月)、湯島天神南店(未定)、さらに1店舗の出店を予定している。