ローソンnews|第3Q営業収益7374億円41.1%増・経常利益13.0%増

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)が2023年2月期の第3四半期決算を発表した。

3月1日~11月30日の業績は、営業総収入7373億8500万円(前年同期比41.1%増)、営業利益は前年差65億円プラスの451億5400万円(16.8%増)、経常利益は前年同期差51億円プラスの445億7000万円(13.0%増)、四半期純利益は前年同期差17億円プラスの261億2300万円(7.2%増)だった。

営業利益率は6.1%、経常利益率は6.0%。

国内コンビニエンスストア事業は営業総収入が5188億4900万円(61.0%増)、セグメント利益は324億3800万円(27.0%増)。

店舗改装とともに取り組んできた品揃えの拡充により冷凍食品やカウンターファストフードなどの売上げが伸長した。定番商品の品揃え強化や販促施策により、米飯はおにぎりや「これが弁当」シリーズ、日配食品は惣菜の販売が好調に推移した。加えて、「濃密カヌレ」「濃厚生チーズケーキ」をはじめとしたデザートの新商品が売上げに寄与した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、「三元豚の厚切りロースカツサンド」や「海鮮かき揚げ丼」などの定番商品や10月から開始した惣菜の販売が好調に推移した。また、日用品は導入拡大中の「無印良品」の化粧品などの販売が好調に推移した。これにより国内ローソン事業の既存店売上高は前年同期比102.9%。

「Uber Eats」を含む4社のフードデリバリーサービスの導入店舗数は11月末日現在で45都道府県の3556店舗となった。なお、「Uber Eats」では、OTC医薬品の取り扱いを16都道府県の86店舗で実施している。

期末店舗数はローソン1万3833店、ナチュラルローソン131店、ローソンストア100が664店となっている。

スーパーマーケットの成城石井事業は営業総収入806億7300万円(0.0%)、セグメント利益77億7100万円(0.4%減)。巣ごもり需要の取り込みの反動により、路面大型店を中心に青果・精肉・鮮魚などの生鮮食品やグロサリー、菓子の売上げが伸び悩んだが、自社のセントラルキッチンで製造している自家製惣菜は、「ほくほく秋の味覚フェア」などの各種施策の展開や広報活動の強化などにより堅調に推移した。

路面、駅ビル、商業施設などに、多様な店舗フォーマットで期末の直営店舗数は174店舗。

エンタテインメント関連事業の営業総収入は537億1800万円(14.6%増)、セグメント利益は33億8600万円(170.9%増)。

金融関連事業の営業総収入は260億1400万円(2.7%増)、セグメント利益は30億0800万円(29.2%増)。11月末日時点で、全国のATM設置台数は1万3522台、1日1台当たりのATM平均利用件数は52.2件、提携金融機関数は全国で384金融機関となった。

海外事業の営業総収入は664億5400万円(18.9%増)、セグメント損失は14億6800万円(前年同期セグメント利益は18億5300万円)。ローソンは中国、タイ、インドネシア、フィリピン、アメリカ(ハワイ州)で展開している。11月末時点で、中国国内の店舗数は5540店、海外全体では5960店。

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