キャンドゥnews|年商932億円・経常利益6.3億円

(株)キャンドゥ(東京都新宿区、城戸一弥社長)が2023年2月期本決算を発表した。

2021年12月1日~2023年2月28日の業績は、売上高931億5000万円、営業利益5億3800万円、経常利益6億3300万円、当期純損失3億4300万円の赤字決算となった。

23年2月期(15カ月決算)が決算期変更のため、対前年同期比の記載はない。

キャンドゥグループは2022年1月5日にイオン(株)の子会社となった。イオングループとの協業によるシナジーを最大限発揮するため、「販路の拡大」「商品・ブランドの差別化」「企業価値の向上」を掲げ、顧客満足の最大化に取り組んでいる。

商品・ブランドの差別化は、「新しい生活様式に対応する商品」「環境に配慮した商品」「他価格帯商品の拡充」等の商品開発とともに、POSデータを活用し個店ごとの品揃えと在庫量の最適化を推進している。また、SNS等を活用したマーケティングや情報発信力を活用し、事業領域を拡大した。

売上高に対する原価率は、他価格商品の拡充による原価の低減や、価格維持に努めるための取り組みを続けたことで、62.4%となった。

企業価値の向上については、イオングループとのシナジー創出およびデジタルシフトへの推進による収益性を図るため、利便性向上を目的としたWAON・AEON Pay導入による「イオン生活圏における“つながり”の創出」を順次進めている。また、什器・備品などをイオングループと共同仕入れをすることによる、出店コストや設備管理コストなどの低減も計画している。

事業の経営成績は、直営店売上高808億6700万円(構成比86.8%)、FC店への卸売上高110億2200万円(構成比11.8%)、その他売上高12億6100万円(構成比1.4%)となりました。

出店戦略では、直営店(商業施設・路面店)、委託店(既存大手取引先)を中心に出店を加速させた。その結果、新規出店数は158店(委託店を含む直営110店舗、FC48店舗)、退店が93店舗となり、店舗数は65店増加した。

これにより、2月末の店舗数は1245店。内訳は直営店舗837店、FC店舗401店、海外FC店舗7店。

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