イオンモールnews|第2Q営業収益2108億円8.6%増・経常197億円6.2%増
イオンモール(株)(千葉県千葉市、岩村康次社長)が2024年2月期の第2四半期を発表した。
営業収益2108億0700万円(前年同期増減率8.6%増)、営業利益244億2800万円(7.0%増)、経常利益196億7400万円(6.2%増)、四半期純利益105億0500万円(47.5%増)と、増収増益だった。
国内事業の営業収益は1676億8400万円(6.5%増)、セグメント営業利益は181億9800万円(8.1%増)だった。7月以降、全国的に猛暑が続き、「クールシェアスポット」としてのモールの利用ニーズが高まった。第2四半期の既存モール専門店売上高は前期比107.6%(対象91モール)となった。
海外事業の営業収益は432億6100万円(17.2%増)、セグメント営業利益は62億1700万円(4.0%増)。海外現地法人の決算期は12月末のため、第2四半期の業績は1月~6月となる。
海外部門を国別にみていく。
中国事業は、営業収益は286億7200万円(11.3%増)、営業利益は41億9200万円(5.9%減)。新型コロナの拡大に伴う一時休業期間中の固定費等を「新型コロナウイルス感染症による損失」として営業原価から特別損失に振替計上したため、減益となった。既存モール専門店売上高は29.0%増(対象22モール)と伸長した。
ベトナム事業は、営業収益が71億5500万円(20.7%増)、営業利益は19億9200万円(36.6%増)。既存モール専門店売上高は2.9%減少した。
カンボジア事業は営業収益が39億9900万円(60.6%増)、営業利益は1億8100万円(70.6%減)となった。前年度に新規モールをオープンしたことで営業収益は増収となったものの、想定客数の未達やコロナ下でのオープンによる空床の影響等もあり、営業利益は減益だった。既存モール専門店売上高は8.4%減となった。
インドネシア事業は営業収益が34億3400万円(25.4%増)、営業損失は1億4200万円だった。前年同期は5億4200万円の営業損失だったことから、3億9900万円の損益改善となった。2021年度にコロナ下でオープンしたイオンモール タンジュンバラット(南ジャカルタ区)の空床状況が改善していることが要因として考えられる。
第2四半期の海外新規物件は、7月15日にオープンしたカンボジア・シハヌーク州の物流センター「シハヌークビルFTZロジスティクスセンター」。建築面積は1万9400㎡(5869坪)。国際輸送における安定的な商品供給が可能となり、また通関および倉庫業務すべてを自社運営することでシームレスな対応が可能となった。