ワッツnews|年商593億円1.6%増・経常利益43.5%減

(株)ワッツ(大阪市中央区、平岡史生社長)が2023年8月期の本決算を発表した。

2022年9月1日~2023年8月31日の業績は、売上高593億0900万円(前年同期比1.6%増)、営業利益6億2100万円(37.7%減)、経常利益6億4800万円(43.5%減)、四半期純利益2億5000万円(67.9%減)で、微増収、大幅減益となった。100円以外の商品の売上比率上昇に伴う原価率低減効果が一定程度見られたものの、売上総利益率は前連結会計年度より0.3ポイント低下した。また、光熱費や運賃の増加により経常利益は大幅に減少した。

営業利益率1.0%、経常利益率1.1%。

ワッツグループは 100円ショップ「Watts(ワッツ)」「Watts with(ワッツ ウィズ)」「meets.(ミーツ)」「silk(シルク)」のほか、収益源の多角化を図るためにファッション雑貨店やディスカウントショップを展開している。100円ショップチェーンでは第4位。

国内100円ショップ事業は、「ワッツオンラインストア」に「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」「Tokino:ne(ときのね)」の商品の他、オンラインショップ限定商品も導入し、掲載商品数は1万9千アイテム以上と大幅に拡充いたしました。また、精算業務の効率化による生産性向上等を目的にセルフレジ導入を進めるとともに、前連結会計年度にM&Aで取得した「FLET’S(フレッツ)」の店舗リニューアルや売場の見直しを実施した。

出店については通期計画の236店に対して、228店を新設した。一方で不採算店舗の整理や母店閉鎖等による退店が100店(うちFC4店)あり、8月末店舗数は、直営が1750店(132店純増)、FCその他が19店(4店減)の計1769店となった。また、「Watts」「Watts with」ブランド店舗は1247店(218店純増)と全体の約70.5%となった。

その他の国内事業では、雑貨店「Buona Vita」は15店舗(8店舗減)となった。店舗数減少の主な要因は、2022年9月1日付で100円ショップを営む(株)ワッツ東日本販売が「Buona Vita」を営む(株)ワッツ・コネクションを吸収合併したため、ワッツ100円ショップ内に出店していた「Buona Vita」の委託販売型店舗6店舗を店舗数から除外したことによるもの。

時間をテーマにしたおうち雑貨店「Tokino:ne」は直営2店舗(増減なし)に加え、同社100円ショップへのコーナー展開を約200店舗で開始した。生鮮スーパーとのコラボした「バリュー100」は1店舗(増減なし)、ディスカウントショップ「リアル」は5店舗(1店舗減)となった。

海外事業では、東南アジアを中心とした均一ショップ「KOMONOYA(コモノヤ)」がタイで25店舗(12店舗減)、ペルーで10店舗(4店舗減)となった。中国での均一ショップ「小物家園(コモノカエン)」は 4店舗(増減なし)、自社屋号の「KOMONOYA」「小物家園」の店舗数は39店舗(16店舗純減)となった。

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