ヤマダnews|第3Q売上高1兆1710億円0.5%減・経常426億円3.3%減
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会⻑兼社⻑CEO)が2024年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高1兆1710億6100万円(前年同期比0.5%減)、営業利益387億5100万円(1.5%減)、経常利益426億2600万円(3.3%減)、四半期純利益268億5100万円(12.2%減)の減収減益となった。
営業利益率3.3%(3.3%)、経常利益率3.6%(3.7%)。( )は前年同期数値。
「YAMADA HD 2025 中期経営計画」2年目として、4つの重点施策、①店舗開発の積極的推進 ②Eコマースの強化推進 ③SPA商品の積極的開発 ④各事業会社別 課題の目標設定 を実行した。
新規出店及び店舗増改築や業態変更を積極的に進める中、「くらしまるごと」戦略の強化として、「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」をストアコンセプトとした体験型店舗「LIFE SELECT」を開発。
また、インターネット販売と店舗が融合したYAMADA web.com店や家電のアウトレット・リユース商品を揃えたアウトレット店舗等、さまざまな業態店舗の開発を行った。また、Eコマースは自社ECサイトの刷新を行い顧客の利便性向上を図り、店舗DXによる顧客の利便性と生産性向上強化を目的としDXイノベーションを強化した。
主要事業についてはデンキ事業の売上高は9672億2000万円(1.2%減)、営業利益357億円(2.2%増)となった。SPA商品については、顧客の声を活かした多様な商品を開発、時代にあった機能を搭載した商品を展開し好調に推移している。
住建事業の売上高は1884億6100万円(1.0%増)、営業利益は7億8300万円(前期は19億5500万円増)となった。住建事業の主要会社の実績(内部取引相殺前)では、ヤマダホームズは売上高564億1600万円(3.2%増)、営業損失23億8200万円(前期13億6100万円の営業損失)。中古再販・分譲が好調に推移したことにより増収となったが、住宅資材原価上昇に伴う粗利率減少、販売力向上に向けた営業人員拡充と積極的広告投資による販管費上昇により減益となった。