アインnews|第3Q売上高2964億円12.3%増・経常利益21.7%増

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)が2024年4月期第3四半期の決算を発表した。

5月1日~2024年1月31日の業績は、売上高2963億6000万円(前年同期比12.3%増)、営業利益143億0500万円(22.4%増)、経常利益150億5000万円(21.7%増)、四半期純利益87億3000万円(31.7%増)で、増収増益となった。

営業利益率は4.8%、経常利益率は5.1%。

ファーマシー事業の売上高は2650億1900万円(12.1%増)、セグメント197億1300万円(9.4%増)。医療機関との連携、お薬手帳を活用した服薬情報の一元的・継続的な把握、在宅医療対応により、患者が住み慣れた地域で安心して医療を受けることができるよう、「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能発揮に取り組んいる。

新型コロナウイルス感染症治療薬を含めた高額医薬品処方への対応が増加傾向にあることで処方箋単価が上昇するとともに、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症へ移行したことによって外来受診抑制が緩和したことと、インフルエンザの早期流行が影響したことで処方箋枚数は増加した。

また、患者の利便性向上のためのDX推進にも積極的に取り組んでいる。2022年から提供しているアイン薬局公式アプリに加え、2023年10月にはアイン薬局のLINE公式アカウントを開設し、処方箋送信サービスをより手軽に利用してもらえるようになった。

1月末時点の出店状況は、M&Aを含め、グループ全体で合計25店舗を出店、11店舗を閉店、2店舗を事業譲渡したことで、グループ薬局総数は1221店舗となった。

リテールのコスメ&ドラッグストア事業の売上高は229億0500万円(21.6%増)、セグメント利益は22億4600万円(204.7%増)。

コスメ&ドラッグストア事業においては、国内外の人流の回復により客数が堅調に推移するとともに、顧客の購買傾向が感染症対策商品からコスメ関連商品へと変化していることで単価が上昇した。中でも、同社が注力しているアジアンコスメの売上げが伸長している。1月末時点の出店状況は、5店舗を出店し、2店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は81店舗となった。

その他の事業は売上高84億7200万円(2.8%減)、セグメント損失は8000万円(前年同期は200万円の損失)となった。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧