リテールパートナーズnews|年商2522億円7.4%・経常利益25.0%/増収増益

(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が2024年2月期の本決算を発表した。

2023年3月1日~2024年2月29日の業績は、営業収益2521億6100万円(前年同期比7.4%増)、営業利益67億4000万円(27.6%増)、経常利益77億2500万円(25.0%増)、四半期純利益47億1700万円(61.7%増)の増収増益となった。

営業利益率2.7%、経常利益率3.1%。


リテールパートナーズはスーパーマーケットの(株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウの3事業会社を傘下に擁する持ち株会社。今期は 2022年2月期から2024年2月期までの3カ年にわたる第2次中期経営計画の最終年度に当たり、「持続的な企業価値向上のために組織と経営をスピーディーに改革し、収益体質強化とグループ一体経営を推進する」をスローガンに掲げる。

基本戦略として「成長戦略」「収益力の強化」「グループ連携の強化」「「人材力の強化」「「DX(デジタルトランスフォーメーション)の促進」「ESG経営」「資本政策」の7つの項目を定め、実現に向けて取り組んだ。

(株)アークス及び(株)バローホールディングス、リテールパートナーズで結成した「新日本スーパーマーケット同盟」では分科会の再編を行い、商品・業務改革・サステナビリティ・次世代領域開発・マネジメントの5つの分科会で商品開発や経費削減、人材育成など共同の取り組みを進めている。

スーパーマーケット事業の業績は、営業収益2325億6000万円(7.5%増)、営業利益65億3700万円(27.2%増)。

グループ内の組織再編として 2023年3月、(株)マルミヤストアによる子会社の吸収合併に伴い、消滅会社である(株)新鮮マーケットが営んでいたスーパーマーケット15店舗の運営を、存続会社である(株)マルミヤストアが承継した。新たな組織体制として、旧マルミヤストアをSM第一事業部、旧新鮮マーケットをSM第二事業部に位置づけ、営業を展開している。

また 2023年3月、(株)ハツトリーの株式を取得したことに伴い、当連結会計年度より、同社及び同社の連結子会社である有限会社シード宮崎を連結の範囲に含めている。ハツトリーは、フーデリー霧島店(宮崎県宮崎市)を旗艦店舗として食品スーパーマーケットを6店舗展開している。同社のもつ差別化商品、ブランド力を活用するとともに、リテールパートナーズグループの経営資源やノウハウを生かし、チラシ販促や曜日別サービスなどによる収益力強化、包装資材・消耗品の原価引き下げや労務管理の適正化など、営業費用の抑制による利益確保に取り組んだ。

2月29日時点の店舗数は240(5店舗増)。主な内訳は丸久88店、マルキョウ83店(1店舗減)、マルミヤストア59店(15店舗増)、ハツトリー6店、戸村精肉本店4店。

ディスカウントストア事業の業績は、営業収益188億3400万円(5.7%増)、営業利益5億0300万円(20.0%増)。

2023年3月、マルミヤストアによる子会社の吸収合併に伴い、消滅会社である(株)アタックスマートが営んでいたディスカウントストア32店舗の運営を、存続会社であるマルミヤストアが承継し、同社のDS事業部のもと、営業を展開している。 物価高騰を背景として消費者の節約志向が高まるなか、引き続き利便性のある地域密着型ディスカウントストアを目指し、EDLP(エブリデイ・ロープライス)、EDLC(エブリデイ・ローコスト)による戦略を柱として営業政策を推進している。

2月29日時点の店舗数は32店。

2025年2月期は、営業収益2618億円(3.8%増)、営業利益71億円(5.3%増)、経常利益82億円(6.1%増)、当期純利益52億円(10.2%増)を見込む。

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