エンチョーnews|第1Q売上高86億円2.5%減・経常利益77.3%増
(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤秀男社長)が2025年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の業績は、売上高85億8100万円(前年同期比2.5%減)、営業利益5000万円(25.9%増)、経常利益2900万円(77.3%増)、四半期純利益3400万円(270.2%増)と、減収増益だった。
営業利益率0.6%、経常利益率0.3%。
同社グループは、中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げている。
具体的には、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化等によって業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めている。
ホームセンター事業は、売上高63億2800万円(前年同期比2.9%減)、セグメント損失2200万円(前年同期はセグメント損失600万円)。日用消耗品や防災用品の売上げが増加し、リフォームやエクステリアの工事関連が好調に推移したが、木材等の資材関連や園芸用品、ペット用品が減少した。
専門店事業は、売上高19億7400万円(2.6%減)、セグメント損失4300万円(前年同期はセグメント損失3900万円)。ハードウェアショップは建築金物、塗料、作業衣料等を中心として好調だったが、アウトドアショップはキャンプ用品やウェアなどの高単価品の販売が減少し、苦戦した。
店舗については、収益力の向上を目的とした既存店のホームセンター「ジャンボエンチョー下川原店」の全面改装を行った。6月末の店舗数は、前年同期と同数の58店舗(ホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN17店)。
通期は、売上高344億円(0.2%増)、営業利益3億4000万円(65.8%増)、経常利益1億7000万円(218.8%増)、当期純利益1億円を見込む。