アスクルnews|第1Q売上高1184億円4.7%増も経常利益8.0%減の増収減益

アスクル(株)(東京都江東区、吉岡晃社長)が2025年5月期第1四半期の決算を発表した。

5月21日~8月20日の業績は、売上高1183億8400万円(前年同期比4.7%増)、営業利益25億7400万円(8.9%減)、経常利益25億1000万円(8.0%減)、四半期純利益15億4400万円(10.7%減)の増収減益となった。

営業利益率は2.2%、経常利益率は2.1%。


eコマース事業は、売上高1162億8200万円(4.9%増)、営業利益25億6500万円(11.3%減)。

eコマース事業については、従来「BtoB事業」と「BtoC事業」に区分して売上高の開示をしていたが、より経営実態に即した開示への見直しを行い、当第1四半期連結会計期間から「ASKUL事業」「LOHACO事業」「グループ会社・内部取引消去」の区分に変更している。「ASKUL事業」はBtoB事業、「LOHACO事業」はBtoC事業、「グループ会社・内部取引消去」は、BtoB事業とBtoC事業の両事業になる。

BtoB事業の「ASKUL事業」は、売上高 883億7300円(4.6%増)。従来型オフィス用品(オフィス家具、インクやトナー、文具など)に対する需要は伸び悩んだが、生活用品、メディカルは堅調に推移した。

BtoC事業の「LOHACO事業」は、売上高95億8500万円(8.7%増)。LINEヤフー(株)と連携した販促施策の効果もあり、伸長した。

BtoB事業とBtoC事業の「グループ会社・内部取引消去」は、売上高183億2300万円(4.7%増)。(株)アルファパーチェス、フィード(株)の売上高が堅調に推移した。

営業利益の減少は、売上総利益率が23.9%と前年同期比で1.1ポイント低下したこと、販管費比率は21.7%と前年同期比で0.7ポイント改善しているものの、固定費が増加したことによるもの。

ロジスティクス事業は、売上高18億7500万円(6.6%減)、営業損失は2500万円(前年同期は営業損失7900万円)。ASKUL LOGIST(株)のアスクルグループ外の物流業務受託の売上高は減収となったが、サービス価格の見直しや生産性の向上によって採算性は改善し、減収増益となった。

その他は、売上高7億0300万円(27.4%増)、営業利益1億0600万円(172.4%増)。嬬恋銘水(株)での飲料水の販売が堅調に推移し売上高が増加した。営業利益は生産性の一層の向上により大幅な増益となった。

通期は、売上高5000億円(6.0%増)、営業利益180億円(6.2%増)、経常利益177億円(6.1%増)、当期純利益は112億円(41.5%減)を見込む。

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