バローnews|第2Q営業収益4220億円5.7%増・経常利益122億円3.4%減

(株)バローホールディングス(岐阜県多治見市、田代正美会長兼CEO)が2025年3月期第2四半期の決算は営業収益4220億1600万円(前年同期比5.7%増)、営業利益104億3400万円(6.4%減)、経常利益122億0900万円(3.4%減)、四半期純利益67億3600万円(1.6%増)。

営業利益率2.5%(2.8%)、経常利益率2.9%(3.2%)。( )は前年数値。

今年度は1兆円企業へ向けた中期3ヵ年経営計画の初年度に当たる。「成長戦略」、「収益戦略」、「持続性戦略」、「差別化戦略」の4つの戦略を成長ドライバーとして、ホールディングスの機能強化、関西圏への進出等を推進している。

スーパーマーケット事業では、多様な製造機能を活かした商品力の向上や来店目的を明確にした「デスティネーション・ストア」への転換をさらに進めるとともに、関西圏売上高500億円構想の実現に向けて大阪府に1店舗、奈良県に1店舗、さらに兵庫県に都市型生鮮特化スーパーマーケット2店舗を出店した。

ドラッグストア事業では、トーホーストアから譲り受けたスーパーマーケット3店舗をドラッグストアへ転換するなど、着実に関西エリアへの本格展開を進めている。

ホームセンター事業では、物価高騰の影響から客数減少が続く中、売場の棚割改革や顧客の変化を先取りした商品展開、サービス強化等により客単価増加に取り組んだ。

一方、顧客との接点強化に向けて、店舗拡大だけでなく、自社電子マネー「Lu Vit(ルビット)カード」やアプリの活用に注力し、「Lu Vitカード」会員は481万会員、アプリ登録会員は117万会員となった。また、「Lu Vitクレジットカード」の入会及び利用促進に向けた販促キャンペーンを継続した結果、のカード申込受付件数は24万口座となった。

販売費及び一般管理費は広告宣伝費が減少したものの、人件費、減価償却費及び水道光熱費等の増加により、1110億2900万円(6.9%増)となった。営業利益は104億3400万円(6.4%減)、営業収益営業利益率は前年同期比で0.3ポイント悪化し、2.5%となった。

主な小売事業の概況は、スーパーマーケット事業の営業収益2355億7900万円(6.3%増)、営業利益 84億4700万円(3.8%増)。バローの既存店売上高が前年同期比で5.2%伸長した。

ドラッグストア事業は営業収益890億2400万円(4.3%増)、営業利益21億1600万円(22.2%減)。既存店売上げが前期比で2.4%伸長したことで増収したが減益となった。。

ホームセンター事業は営業収益661億8900万円(4.6%増)、営業利益18億5200万円(16.0%減)。

期末店舗数は1371店舗。主な業態別の店舗数はスーパーマーケット320店舗、ドラッグストア521店舖、ホームセンター168店舖となっている。

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