ハローズnews|第3Q営業収益1557億円7.8%増・経常利益87億円11.8%増
(株)ハローズ(広島県福山市、佐藤利行社長)の2024年2月期第3四半期決算は、営業収益1557億4900円(前期比7.8%増)、営業利益は86億6000円(11.8%増)、経常利益は86億9100円(12.0%増)、四半期純利益は59億4500円(12.3%増)となった。
営業利益率、経常利益率ともに5.0%(前年数値は5.4%)。
期中の取り組みでは商品面は、継続して重点販売商品の育成および適切な品質かつ低価格を基本コンセプトとしたプライベートブランド商品の拡充に努めた。また、8月から岡山県立大学との共同開発による「栄養バランス弁当」第12弾を発売した。
販売促進面では、生活防衛企画及び自社会員カード(ハロカ)のポイント優遇施策を継続した。店舗運営面では、2024年4月に岡山県岡山市の岡南店、5月に香川県観音寺市の観音寺店、6月に同県高松市の六条店、7月に岡山県笠岡市の笠岡店、8月に広島県福山市の南駅家店(売場面積600坪型の標準店舗へ増床)および10月に岡山県岡山市の津高店を改装し、買物がしやすい環境づくりによる店舗の魅力アップを進めた。
その他、業務改善施策として、自動発注システム拡大に取り組んだ。店舗開発面では、2024年11月に香川県丸亀市へ綾歌店、山口県山陽小野田市へ小野田店を売場面積600坪型24時間営業の店舗として新規出店した。また、2024年8月に兵庫県姫路市の広畑店を閉店した。
期末店舗数は、広島県32店舗、岡山県27店舗、香川県15店舗、愛媛県9店舗、徳島県9店舗、兵庫県13店舗、山口県2店舗、合計107店舗となった。
社会貢献面では、食品ロス削減の仕組みである「ハローズモデル」を中心に、各自治体、フードバンク事業関連団体および各企業と連携した活動、並びに自社エコセンターによる資源の再利用化に取り組んだ。また、店頭で回収したエコキャップの収益を2024年4月、 5月に自治体へ寄付し、地域との連携強化を図った。
組織面では、2024年4月に近年のインフレ環境に配慮し従業員の生活支援を目的に、正社員および嘱託社員を対象に月額3万円の賃金のベースアップを行った。また、2024年10月に中長期的な業績および企業価値向上を目的とし、管理職に対してストックオプション(新株予約権)の発行を決議した。
物流面では、「物流の2024年問題」をはじめとする課題解決に対応することを目的に、賛同企業と連携して『中四国物流研究会』を発足した。