DCMnews|第3Q営業収益4169億円15.6%増・経常利益258億円13.3%増
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)が2025年2月期第3四半期決算は、営業収益4169億2200万円(前年同期比15.6%増)、営業利益278億5500万円(17.9%増)、経常利益258億4400万円(13.3%増)、四半期純利益は153億4600万円(28.8%減)。
営業利益率6.7%(6.5%)、経常利益率6.2%(6.3%)。( )は前年数値。
部門別にみると園芸部門が記録的猛暑や長引く残暑の影響により、花苗などの植物やそれに関連する肥料、用土は低調だった。また、除雪機や除雪用品は気温が下がらず影響を受けたが、ブルーシートなどの防災用品は好調に推移した。売上高は649億6900万円(21.7%増)となった。
ホームインプルーブメント部門は防災意識の高まりにより、家具転倒防止用品などの防災用品やポータブルバッテリー、ヘルメットなどが好調に推移した。また、窓用フィルムなどの防犯用品が好調だった。売上高は815億1600万円(16.6%増)となった。
ホームレジャー・ペット部門では犬猫フードを中心としたペット用品は低調だった。また、9月以降も気温が高く推移したことによってレジャー用品は好調だった。売上高は590億6200万円(18.5%増)となった。
ハウスキーピング部門はマスクなど衛生用品の需要は低下したが、節約志向に対する企画品強化によって、トイレットペーパーなどの紙関連商品や洗剤は好調に推移した。また、防災意識の高まりにより、水や非常食も好調だった。売上高は879億8000万円(25.9%増)となった。
ホームファニシング部門は、夏場の猛暑により、すだれなどの日除けや断熱カーテンなどの省エネ関連商品は好調に推移した。一方、冬物商品は気温が下がらず、低調な滑り出しとなった。売上高185億2100万円(17.4%増)となった。
ホームエレクトロニクス部門は夏場の猛暑の影響でエアコンが好調だったが、暖房機器など冬物商品は気温が下がらず低調だった。一方、南海トラフ地震臨時情報の発表や台風の影響によって、カセットコンロやボンベ、乾電池やモバイルバッテリーなどが大幅に伸長した。売上高は385億円(26.1%増)。