ZOZOnews|第3Q売上高1611億円9.2%増・経常利益12.9%増

(株)ZOZO(千葉県千葉市、澤田宏太郎社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。

2024年4月1日~12月31日の連結業績は、売上高1610億7600万円(前年同期比9.2%増)、営業利益517億6100万円(13.3%増)、経常利益518億2900万円(12.9%増)、四半期純利益359億4300万円(10.7%増)と増収増益だった。

営業利益率は32.1%、経常利益率は32.2%ときわめて高い。

第3四半期の商品取扱高は4611億7100万円(8.0%増)、その他商品取扱高を除いた商品取扱高は4319億1400万円(8.1%増)となった。売上総利益は1500億6200万円(9.3%増)で、売上総利益の商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する粗利率は34.7%となり、前年同期と比較して0.3ポイント上昇した。

販売費および一般管理費は983億0100万円(7.3%増)、商品取扱高(その他商品取扱高除く)に対する割合は22.8%と前年同期と比較して0.1ポイント低下している。

ZOZOTOWN事業は、「買取・製造販売」「受託販売」「USED販売」の3つの事業形態で構成されている。ZOZOTOWNではユニークユーザー数の増加とコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上を目指し、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイトづくりに注力している。売上高は1153億6600万円(6.5%増)。

具体的には、セールイベント「ZOZOWEEK」(2024年5月15日~26日の12日間、9月11日~16日と19日~23日の11日間、11月1日~10日と13日~17日の15日間)の実施、夏の本セール開始期間とブラックフライデー期間(2024年11月27日~12月1日の5日間)にはTVCMを放送し集客を強化するなど、ZOZOTOWNの販売力の最大化に取り組んだ。

また、コスメカテゴリー強化を図り、「ZOZOCOSME」に注力している。ZOZOCOSMEでは12月末時点で国内外の750以上のコスメブランドを取り扱っているが、さらに新規ブランドの誘致とラインナップの拡大を進めていく。

さらに、同社独自のAIを活用した超パーソナルスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)」を開始し、購買の上流にアプローチする「似合う」を軸としたソリューションの提供を目指している。

LINEヤフーコマースは、Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションの合算値となる。LINEヤフー(株)が運営するオンラインショッピングモール「Yahoo!ショッピング」へ「ZOZOTOWN」を出店するとともに、2024年3月からネットオークションサービス「Yahoo!オークション」へ「ZOZOUSED」を出店している。売上高(受託販売手数料)は153億6500万円(28.7%増)。

BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築と運営・物流業務を受託している。売上高(受託販売手数料)は16億4200万円(1.7%減)。

広告事業は、ZOZOTOWNとWEARbyZOZOのユーザーリーチ基盤を活用し、主に取引先ブランド各社に広告枠を提供し、広告収入を得る事業形態となっている。売上高は85億3400万円(21.0%増)。

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