サンドラッグnews|第3Q売上高6036億円6.6%増・経常利益1.7%増
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2025年3月期の第3四半期決算を発表した。
4月1日~12月31日の連結業績は、売上高6035億9400万円(前年同期比6.6%増)、営業利益348億1900万円(4.8%増)、経常利益343億5100万円(1.7%増)、純利益238億3000万円(4.6%増)の増収増益だった。
営業利益率は5.8%、経常利益率は5.7%。
サンドラッググループは駅前店舗を中心に、医薬品・健康食品・化粧品などのインバウンド需要の取り込みを強化した。また経費面ではデジタル化(省人化)に取り組むと共に、太陽光パネルの設置・ノンフロン冷蔵・冷凍什器の導入や食品廃棄物リサイクル化など、より一層の環境経営推進に取り組んだ。
ドラッグストア事業は、売上高3908億4700万円(5.6%増)、営業利益は211億6600万円(0.2%増)だった。中間期まで海外景気の影響を受けた、サマー化粧品を中心とした卸売りの減少影響が収束したことに加え、冬物季節品が好調に推移したこともあり、売上高は前年同期を上回った。
経費面では、販売管理費が生産性向上を目的とした電子棚札の導入拡大等により、一時的に増加しているが、計画の範囲内でコントロールしている。
ディスカウントストア事業は、売上高2563億1600万円(8.6%増)、営業利益は136億5300万円(12.8%増)と好調だった。コロナ禍でのペットブームの特需が一巡したものの、冬物季節品(スキンケア)が堅調だったことに加え、米を中心とした食料品の市場価格の上昇が継続し、食品部門が好調に推移した。
グループ全体の12月末時点の店舗数は、ドラッグストア事業1101店舗(直営店843店舗、(株)星光堂薬局82店舗、(株)サンドラッグプラス75店舗、(株)大屋63店舗、フランチャイズ店38店舗)、ディスカウントストア事業407店舗(ダイレックス(株)407店舗)の合計1508店舗となった。