マツキヨココカラnews|第3Q売上高8015億円4.0%増・経常649億円4.0%減

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)が2025年3月期第3四半期の決算は、売上高8015億2000万円(対前年増減率4.0%増)、営業利益616億5400万円(4.9%増)、経常利益649億1800万円(4.0%増)、当期純利益412億1900万円(2.5%減)。

営業利益率7.7%(7.6%)、経常利益率8.1%(8.1%)。

マツモトキヨシグループ事業では、4つの重点戦略に対して、以下の取組みを実行した。
① 利便性の追求…社会全体のデジタル化を踏まえたデジタルと店舗網を活用した顧客に届ける仕組みづくり、さまざまな買い物スタイルの提供など

② 独自性の追求…体験やサービス提供の新化として、激しい競争環境の中で、顧客とのさまざまな接点から蓄積されたデータと高いマーケティング分析力を活かした商品・サービスや店舗モデルの開発、メーカー向け広告配信事業の展開など

③ 専門性の追求…トータルケアの進化として、顧客のライフステージに応じた質の高いサービス提供とそのためのセルフメディケーションの推進やオンラインを活用した服薬指導・接客など

④アジアを中心とした新たな進出国の開拓や海外店舗展開、越境EC事業の拡大を図るため、海外SNSの活用やグローバル会員獲得によるアプローチ強化、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発など

PB商品では、「matsukiyo」から人気保湿ケア商品「ヒルメナイドシリーズ」の新たなラインアップとして「ヒルメナイドスプレー」の展開をスタートしたほか「matsukiyoLAB」からアスリートラインおよびサステナブルロカボライン、「ザ・レチノタイム」「iisam(イイサム)」を発売した。

2024年12月末現在におけるマツモトキヨシグループの国内店舗数は1932店舗(うち調剤薬局数460店舗、健康サポート薬局数35店舗)となり、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗数は239店舗まで拡大した。

また、海外店舗展開として、グアムに新規出店し、海外店舗数は、タイ王国で28店舗、台湾で24店舗、ベトナム社会主義共和国で12店舗、香港で12店舗、グアムで1店舗の合計77店舗となった。

ココカラファイングループ事業では、海外展開以外については、マツモトキヨシグループと同様の戦略を実行した。

ココカラファイングループでは、マスクや検査キットなど、新型コロナウイルス関連商品の反動減や売上構成比の高い調剤事業における薬価改定の影響等があったものの、ロイヤルカスタマーの醸成に向けた効率的かつ効果的な販促策の実施により化粧品の売上げが伸長し、全体の売上げを押し上げた。

2024年12月末現在におけるココカラファイングループの国内店舗数は1562店舗(うち調剤薬局数546店舗、健康サポート薬局数93店舗)となった。

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