綿半news|第1Q売上高324億円1.9%増・経常利益17.4%減
綿半ホールディングス(株)(長野県飯田市、野原勇社長)が 2026年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月1日~6月30日の連結業績は、売上高324億1600万円(前年同期比1.9%増)、営業利益6億8300万円(17.4%減)、経常利益8億1300万円(5.5%減)、四半期純利益6億4500万円(4.7%増)だった。
営業利益率2.1%、経常利益率2.5%。
小売業の売上高は198億6800万円(0.9%増)、セグメント利益は6億0500万円(6.7%増)。
小売事業では、スーパーセンター、ホームセンター、食品スーパー、ドラッグストア、インターネット通販など、多種多様な業態を展開する。
4月には綿半スーパーセンター千曲店(長野県千曲市)をリニューアルオープンした。「わくわく感」と「ライブ感」をテーマに、オープンキッチンの導入や揚げたてフライの提供、焼き立てパンが楽しめるベーカリーの新設など、グルメコーナーの売場を大幅に強化した。綿半ホームエイド穂高店(長野県安曇野市)もリニューアルオープンし、近隣ホームセンターとの差別化を図り、地域の工務店・職人層のプロ向けに資材などを拡充した売場へリニューアルした。無人販売サービス「EasyShop」の設置が100店舗を突破するなど、利便性の高い置き販売サービスの展開にも注力している。
商品展開の面では、綿半ファームで育てた黒毛和牛「SHINルビー牛」が前年同期比129%と好調に推移した。新たに建設を進めていた綿半ファームのスマート技術と循環型モデルを採用した次世代養豚施設(長野県筑北村)が完成し、安心・安全な豚肉供給体制が整った。
綿半魚類一宮漁港平島店(愛知県一宮市)では1周年を記念して、100kg超級の本まぐろを使用した解体ショーを開催するなど、話題性のあるイベントを実施している。また、保護犬・保護猫の譲渡会を綿半店舗で継続的に行うなど、地域に根ざした取り組みも引続き展開している。
建設事業の売上高は100億円(2.4%減)、セグメント利益は8600万円(71.2%減)。建設業では、木造建築、鐵構、屋根外装改修、自走式立体駐車場を展開している。リニューアル工事が大きく伸長した前年同期対比では減収減益となった。
通期は、売上高1390億円(4.0%増)、営業利益38億4000万円(9.7%増)、経常利益40億円(4.9%増)、当期純利益23億円(10.7%増)を見込む。