セキチューnews|’24年営業収益315億円3.6%増・経常利益22.3%減

ホームセンターの(株)セキチュー(群馬県高崎市、関口忠弘社長)が2025年2月期の本決算を発表した。

通期の業績は、営業収益314億7900万円(前期比3.6%増)、営業利益5億8900万円(19.3%減)、経常利益6億1800万円(22.3%減)、当期純利益4億9400万円(3.3%減)の増収減益で終了した。

営業利益率は1.9%、経常利益率は2.0%。

セキチューは<「挑戦」~全員参加で地域密着型の安心・安全なインフラ店舗をつくろう~>を今年度のテーマに掲げ、新しい商品やサービス、売場の提案を行うとともに、デジタルツールの活用を積極的に進めている。

店舗施策では前年度に引き続き、複数店舗で改装を実施し、核となる商品部門を中心に売場をリニューアルした。また防犯カメラの増設防犯対策も強化した。

商品部門別では、「DIY用品」が売上高156億1100万円(0.4%増)となった。改装によって売場を拡大したペット部門、リフォーム・エクステリア部門が好調に推移した。一方で、物価高の影響等で木材部門、建築資材部門は苦戦した。

「家庭用品」は売上高87億2300万円(0.5%増)。日用品部門が好調だったが、インテリア・収納部門は苦戦した。

「カー用品・自転車・レジャー用品」は、売上高51億5600万円(4.5%増)。食料品部門および灯油部門は好調だったが、レジャー・スポーツ部門は伸び悩んだ。

「その他」の部門は法人向け請負工事が好調に推移し、12億5100万円(123.5%増)と大幅に伸長した。

またセグメント別の業績は、「ホームセンター事業」が売上高307億4300万円(3.4%増)、セグメント利益は2億3100万円(48.4%減)。店舗運営コストの削減に努めたが、人件費や光熱費の上昇等があり前年を下回った。

「不動産賃貸事業」は新たに既存店舗にテナントを誘致した結果、営業収入7億3600万円(11.6%増)、セグメント利益3億5700万円(27.1%増)となった。

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