天満屋ストアnews|’24年商587億円0.2%増・経常利益0.8%増の増収増益

(株)天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)が2025年2月期の本決算を発表した。

2024年3月1日~2025年2月28日の連結業績は、営業収益586億8000万円(前期比0.2%増)、営業利益22億8300万円(0.3%増)、経常利益24億0600万円(0.8%増)、純利益は15億7800万円(32.3%増)の増収増益だ。

営業利益率は3.9%、経常利益率は4.1%。

小売事業の営業収益は509億9400万円(0.3%減)、営業利益は19億3300万円(4.7%減)の減収減益。

生活防衛意識の高まりへの対応として低価格戦略を強化し、EDLPの「超得」の売価設定の見直しや「セブンプレミアム」の拡充と拡販、時間帯別の品揃えの充実に注力した。

創業55周年企画として特別商品の販売や子育て世代の顧客の生活支援のための新たな販促策「子育て応援の日」を導入するなど、新規顧客の獲得に取り組んだ。また、AIを活用したレジシフト自動作成システム(人時の適正化)導入店舗の拡大や自動発注の精度向上により生産性向上に努めるとともに、フルセルフレジの導入店舗の拡大を図った。

2024年9月に円山店(岡山市中区)、11月に落合店(岡山県真庭市)、2025年2月にアルネ津山店(岡山県津山市)を改装し、既存店の活性化に取り組んだ。

惣菜等調理食品の製造販売が主な小売周辺事業は、76億8500万円(前期比3.5%増)、営業利益は3億5000万円(41.6%増)。

急激な原材料価格高騰により厳しい経営環境が続くなか、品質管理と衛生管理に努めるとともに、商品開発の強化に取り組んだ。4月には事業再編として、(株)三好野本店の高速道路サービスエリア運営事業を(株)でりかエッセンが承継した。また、同月に児島店(岡山県倉敷市)において、でりかエッセンが運営するレストランを新たに「三好野レストラン児島店」「三好野珈琲児島店」として改装オープンするとともに既存店舗に「できたておむすび米米(べいべい)」を導入するなどグループシナジーの創出に取り組んだ。

2026年通期は、営業収益592億円(0.9%増)、営業利益24億円(5.1%増)、経常利益24億5000万円(1.8%増)、当期純利益15億8000万円(0.1%増)を見込む。

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