ビックカメラニュース|コジマ第2四半期は営業利益36.7%の大幅増益
(株)コジマは、2017年8月期第2四半期(上半期)の業績を明らかにした。
上半期(2016年9月1日~2017年2月28日)の売上高は1116億2100万円(前年同期比0.2%増)、営業利益2億1500万円(36.7%増)、経常利益は5億10百万円(前年同期は経常損失4800万円)、四半期純利益は1億円(前年同期四半期純損失1億3600万円)と、昨年の赤字から大幅に体質改善が進んだ。
1955年に小島勝平氏によって創業されたコジマは日本の家電小売業界をけん引して、最初に500億円を突破して、Fortune500にランキングされた。しかしその後、経営が悪化して、2012年6月、ビックカメラの子会社となり、経営改革が行われている。現在、そのビックカメラとの統合効果を活かした企業価値向上に取り組んでいる。
この上半期には、売場の拡充や専門性の向上に取り組み、モノからコト軸への提案を進めた。
営業教育室を新設し、顧客に体験価値や満足感を感じてもらえる展示・接客の充実に努めている。
地域特性に応じた店頭イベントの開催や「お客様相談カウンター」の設置、社員が直接、顧客の家を訪問する「コジマくらし応援便」サービスを開始するなど、独自の試みで店舗づくりに取り組んでいる。
店で貯めたポイントとネットで貯めたポイントとの共通利用や、家電専門店で唯一となるPontaポイントが貯まる・使えるサービスも開始した。
店舗展開では5店舗を新規出店。一方で3店舗を閉鎖し、スクラップ&ビルドを進めた。結果、2017年2月末現在の店舗数は141店舗となった。
通期の業績予想は、売上高2330億円(前年同期比3.0%増)、営業利益25億円(同24.3%増)、経常利益23億円(同39.9%増)としている。
検索ワード:コジマ ビックカメラグループ 家電量販店