良品計画news|第1四半期は営業収益971億円11%増、営業利益3.9%増

(株)良品計画(東京都豊島区、松﨑曉代表取締役社長)は、2018年2月期第1四半期(2017年3月1日~2017年5月31日)の連結業績を発表した。

営業収益971億3500万円(前年同期比11.0%増)、売上高969億7500万円(10.9%増)、営業利益118億6700万円(3.9%増)、経常利益115億2200万円(0.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益78億4100万円(2.2%増)と、増収増益で好調だった。

セグメントの業績は、次のとおり。
(店舗数は、無印良品、MUJIcom、MUJItoGo、CafeMUJI、Cafe&MealMUJI、イデー店舗の合計を表記)

[国内事業]
営業収益646億4900万円(9.2%増)、セグメント利益は87億7200万円(22.9%増)と増収大幅増益。国内事業店舗数は457店舗(前期末差5店舗増)となった。

衣服・雑貨は、円高の影響から海外調達商品のコストが減少して大幅な増益となった。とくにフレンチリネンシリーズが売上げを牽引した。靴下や「バンドルストッキング」などの服飾雑貨や、スキンケア及びアロマ関連商材も好調に推移。食品関係では「レトルトカレー」「ごはんにかける」シリーズなども売上げを伸ばした。2017年1月から発売している「豆から挽けるコーヒーメーカー」も好評だ。


豆から挽けるコーヒーメーカー

[東アジア事業]
営業収益は252億2100万円(14.8%増)、セグメント利益は32億2100万円(28.5%減)。増収減益。東アジア事業店舗数は296店舗(前期末差4店舗増)で、この勢いだと300店舗はすぐ超えそうだ。円高の影響で、逆に前期より調達コストが増加したことにより減益となった。しかし、東アジア事業は中国、台湾、香港および韓国と全地域で増収となった。

[欧米事業]
営業収益は43億9300万円(9.0%増)、セグメント損失は3億3000万円(前年同期は4億1700万円の損失)。欧米事業店舗数は71店舗(前期末差2店舗増)。欧州は事業再建が順調で、徐々に販管費が抑制され、セグメント損失が減少している。アメリカは、第1四半期には2店舗の新規出店を行った。また、カナダは引き続き成長を続けている。

[西南アジア・オセアニア事業]
営業収益は28億7000万円(22.8%増)、セグメント利益は2100万円(38.4%減)の増収減益。西南アジア・オセアニア事業店舗数は、56店舗(前期末差1店舗減)。

国内外に展開する企業は為替によって業績が変わる。ウォルマートをはじめ、グローバル企業の宿命だが、MUJIの海外出店意欲は今後も旺盛だ。

検索ワード:良品計画  増収増益  円高  国内  東アジア  欧米事業  西南アジア・オセアニア

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