上新電機news|第1Qは売上高0.4%減/38%経常増益も低収益性課題
家電量販店第7位の上新電機(株)(大阪市浪速区、中嶋克彦社長)は、2018年3月期の第1四半期決算を発表した。
4月~6月の業績は、売上高865億5300万円(前年同期比▲0.4%)、営業利益9億円(36.4%増)、経常利益9億1000万円(37.8%増)、純利益5億8700万円(25.5%増)で、結果は減収増益だった。
売上高対比の営業利益率は1.0%、経常利益率は1.1%。家電量販チェーンとして、この数値は極めて低い。
品種別売上高は、家電が471億9700万円(前年同期比▲3.2%)、パソコンや携帯電話の情報通信が202億4700万円(0.6%増)、その他が191億0800万円(6.4%増)。売上高構成比の56%を占める家電の落ち込みが減収の要因だ。
期間中は、大阪府八尾市の「外環八尾店」など4店舗を出店し、1店舗を退店した。結果、期末の店舗数は230店舗となった。
上新電機グループは、3カ年の中期経営計画「JT‐2020経営計画」を策定している。初年度に当たる今年度は、「人の力」「会社の力」「商品の力」「時の力」という「四つの力」をもって諸施策に取り組んでいる。
通期は、売上高3850億円(2.8%増)、営業利益90億円(12.7%増)、経常利益90億円(11.8%増)、純利益53億円(2.1%増)を見込んでいる。
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