Olympic news|2017上期は売上高539億円1.2%減・経常利益21%大幅減
(株)Olympicグループ(東京都国分寺市、金澤良樹社長)の2018年2月期第2四半期の連結業績は、売上高539億8300万円(前年同期比1.2%減)、営業利益4億6700万円(22.9%減)、経常利益4億1200万円(20.6%減)、純利益2億8700万円(15.6%減)と大幅な減収減益となった。
営業利益率、経常利益率はともに0.8%で、1%を切るきびしい数字。
主力事業は「フード」「ディスカウント」「専門店」の3つ。
フード事業は、生鮮3品・デリカ・ベーカリーを強化した。大規模改装を実施した店舗ではフードコート「PICCOLY」、自家焙煎のコーヒーショップ「GRAIN COFFEE ROASTER」、ソムリエが常駐するワイン専門店「Olympic CELLAR」などを導入し、来店して楽しい店づくりに注力した。
ディスカウント事業では、日用消耗品を安く提供するEDLP政策を徹底した。既存店改装は「Olympic武蔵浦和店」「Olympic千葉桜木店」などで、積極的な実施している。
専門店事業の自転車専門店「Cycle Olympic」では、自転車の修理・整備サービスに特化した新業態の店舗「Cycle Olympic祖師谷店」を出店した。ペット専門店「YourPetia」、DIY・ガーデニング専門店「おうちDEPO」、靴専門店「ShoesForest」は、専門性の強化と業容の拡大に努めた。
また、グループ経営の効率化を図るために、ショッピングセンターの運営と店舗開発を行なう連結子会社の(株)データプランを2017年3月1日に吸収合併した。
オリンピックは、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県に集中させるドミナント政策をとる。ポテンシャルの高いこのエリアに出店や物流拠点を集中させることで、店舗運営の効率化と投資効果の最大化を追求している。通期は、売上高1090億円(前期比0.7%増)、営業利益12億円(43.1%増)、経常利益10億円(50.3%増)、純利益6億円(-)を見込むが、これもまた厳しい状況だ。
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