ナフコnews|上半期は天候不順と企業間競争の影響で減収減益

ホームセンターを運営する(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)は、2018年度3月期第2四半期の累計業績を発表した。

4月から9月まで6カ月の売上高は、1173億3500万円(前年同期比1.6%減)、営業利益56億6300万円(2.1%減)、経常利益58億9500万円(2.1%減)、純利益31億4600万円(19.1%増)だった。

営業利益、経常利益までは減収減益だが、純利益は、前年同期の「熊本地震」による震災関連費用10億0200万円、また2016年9月に発生した台風16号の被害による災害関連費用2000万円を特別損失として計上したことにより増益となった。

売上総利益は、387億1000万円(1.5%減)、売上総利益率33.0%(0.02ポイント増)。販売費及び一般管理費は330億4700万円(1.4%減)、対売上高比率は28.2%(0.1ポイント増)という結果。

セグメント別の結果をみると、最も売上構成比の高いナフコの主力商品「資材・DIY・園芸用品」は、売上高501億1700万円(0.9%減)。売上総利益175億9400万円(0.4%減)、売上総利益率は35.1%。

「生活用品」は、売上高337億4400万円(2.1%減)、売上総利益88億8500万円(2.6%減)、売上総利益率は26.3%。

「家具・ホームファッション用品」は、売上高236億6800万円(2.7%減)、売上総利益93億1600万円(2.8%減)、売上総利益率は39.4%。

カー用品、ペット用品、灯油他を含む「その他」は、売上高98億0400万円(0.7%減)、売上総利益29億1400万円(0.8%減)、売上総利益率は29.7%。

どの商品群も天候不順や企業間の競争が影響し、減収減益の厳しい結果となった。

ナフコでは、「お客様満足度100%」を経営理念とし、顧客の志向とニーズに合った商品政策の強化に努めている。また、経営基盤の充実のために店舗展開にも取り組んでいる。期間中には4店舗の新規出店、2店舗の増床を行った。既存店の見直しも行い、7店舗を閉鎖した。これにより期間末の店舗数は33府県にわたり、368店舗(内1店舗は休業中)となった。

通期の業績は、売上高2312億円(0.1%増)、営業利益97億円(11.1%増)、経常利益99億円(8.0%増)、純利益56億円(28.5%増)を見込んでいる。

検索ワード:ナフコ  ホームセンター 資材    DIY  園芸用品  天候不順

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