オイシックスnews|上半期は「大地を守る会」との経営統合で増収減益
オイシックスドット大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)が、2018年3月期第2四半期までの業績を発表した。
2017年4月から9月までの売上高は189億3500万円(前年同期比76.7%増)と大幅に増収。しかし、営業利益は2億3700万円(12.3%減)、経常利益は2億5900万円(9.1%減)、純利益は9300万円(50.2%減)。利益面では、3月31日付けで子会社化した(株)大地を守る会との経営統合に伴う一時的な費用の発生、また、のれん償却額の増加などにより減益となった。
セグメント別の業績は次の通りである。前連結会計年度よりセグメント情報を記載しているので、前年四半期との比較分析は行っていない。
宅配事業の Oisixは、インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行っている。定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」の会員数は、2017年3月には13万7359人だったが、当期末の9月には15万5827人となり、6カ月で1万8468人増加した。また2013年7月より開始した忙しい女性向けのミールキット「kit Oisix 献立コース」の会員は、9月末に6万2000人を突破した。これにより売上高は114億7000万円、セグメント利益は13億9200万円となった。
宅配事業の大地を守る会は、新規会員獲得のための販促費を抑制し、サービスの強化に注力していたこともあり、会員数が2017年3月の4万6145人から、9月末には4万3687人となり6カ月で2458人減少した。これにより売上高は54億8700万円、セグメント利益は9億0300万円となった。
その他事業の売上高は21億6300万円、セグメント利益は3億6500万円。
ソリューション事業は、三温度帯(冷凍、冷蔵、常温)による物流機能を提供するサービスや、EC実行支援サービスを展開し、新規クライアントの開拓を強化している。店舗事業は、2014年にオープンした「Oisix CRAZY for VEGGY アトレ吉祥寺店」を、コンセプト型店舗としての目的を達したとして、9月に閉店した。今後は新たな業態の店舗開発および、他社が運営する実店舗型スーパーに「Oisix 専用コーナー」を設ける「shop in shop」の取り組みを引き続き行っていく。
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