ジャパンミートnews|野菜相場安・不漁で既存店売上高1%減・増収15.9%

(株)ジャパンミート(茨城県小美玉市、境正博社長)は2018年7月期の第1四半期業績を発表した。

売上高263億4400万円(前年同期比7.1%増)、営業利益7億6100万円(15.9%減)、経常利益7億5300万円(19.6%減)、四半期純利益4億1200万円(22.5%減)であった。

第1に、スーパーマーケット5店舗を新規出店したこと。第2に、前年度からグループ入りしたイベント関連事業を手掛けるAATJ(株)の売上げが寄与したこと。第3に、レジ業務の受託などアウトソーシング事業を行う(株)アクティブマーケティングシステムのが貢献したこと。販売費および一般管理費は、コストコントロールによって売上高に対して25.0%と前年同四半期に比べて0.4%改善したが、売上総利益率の低下を補填するには至らず、減益だった。

主力のスーパーマーケット事業では、大型商業施設内店舗の「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗の「ジャパンミート卸売市場」、北関東エリアの「パワーマート」、東京都内の業務用スーパー「肉のハナマサ」を展開している。

第1四半期の売上高は、253億2200万円と、前年同四半期12億1200万円(5.0%)の増収。ただし8月盆商戦時の長雨、10月の台風といった天候不順により、既存店売上高は1.1%減で終わった。青果部門における野菜の大幅な相場安、鮮魚部門の不漁が響いた。セグメント営業利益は7億3000万円と、前年同四半期と比べて1億2100万円(14.3%)の減益となった。

生鮮3部門のうち、ジャパンミートはその名の通り、精肉が強い。加工物流センターで生産、加工された精肉商品は「ジャパンミート生鮮館」、「ジャパンミート卸売市場」、「パワーマート」の各業態の精肉部門で、全売上の約6割を担う。商品の仕入れについては、加工物流センターにおける大量備蓄機能を活用することで価格変動、為替変動の影響を受けにくい体制を組んでいる。

第1四半期は9月に「肉のハナマサ」金沢店を閉店した。10月末のスーパーマーケット事業の店舗数は79店舗。

検索ワード:ジャパンミート ハナマサ 

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