西松屋チェーンnews|低気温・大雪で2月既存店売上高94%/通期0.8%増
(株)西松屋(兵庫県姫路市、大村禎史社長)が2月(2018年1月21日~2月20日)の売上げ概況を発表した。
既存店レベルでは、売上高が94.0%で0.6ポイントのマイナス。客数92.9%を客単価101.2%でもカバーしきれなかった。全店レベルでは、売上高が98.6%、客数が97.2%、客単価が101.5%と、こちらも前年をクリアできなかった。
2月は大雪の影響により、一時閉店や営業時間を短縮する店舗があり、客数が伸び悩んだ。育児・服飾雑貨は、紙おむつや粉ミルク、調乳衛生用品、玩具、入園入学関連用品の売上高が好調に推移した。一方で、子供衣料、ベビー・マタニティは、低気温だったため春物商品の売上げが低調だった。
西松屋は2月決算のため、これで下期累計、通期累計が出揃った。
下期は、既存店レベルは、売上高96.9%、客数97.0%、客単価99.9%と、前年をすべて下回った。ただし全店レベルでは、売上高100.8%、客数100.9%、客単価99.9%と増収だ。
2017年2月21日~2017年2月21日までの通期累計は、既存店レベルが売上高97.6%、客数97.1%、客単価100.5%と、客数減が響き、前年比2.4ポイントのマイナスで終わっている。全店レベルでは、売上高が100.8%、客数が100.3%、客単価が100.5%と増収を維持した。
今期は、49店舗を出店して6店舗を閉鎖した、年度末の店舗数は951店舗にまで拡大している。
少子高齢化の続く日本市場にあって、ベビー需要は全体とすればシュリンクする傾向を持ったマーケットの一つだ。そのなかでベビー専門のチェーンストアとして店数を着実に増やしつつ、ローコストオペレーション運営に徹して生産性を高める。もちろんプライベートブランドの商品開発も積極に推し進めている。チェーンストアの申し子ともいえる拡大戦略を採るのが西松屋チェーンだが、やはり、既存店の客数減対策が最大の課題である。
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