イオンリテールnews | 清水商事を吸収合併/新潟のドミナント強化
イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)と清水商事(株)(新潟県新潟市、江畑貴正社長)は9月1日、イオンリテールを存続会社とした合併契約を締結した。2023年3月1日が効力発生日となる。
両社は2015年10月、新潟県下での成長戦略を目的に、経営資源を融合し、清水商事がイオンリテールの子会社となった。その後、清水商事の自社工場で製造した地域商材を新潟県内のイオン店舗で販売したり、清水商事の店舗でイオンのプライベートブランド「トップバリュ」、電子マネー 「WAON」を展開するなど、地域密着と経営の効率化を図ってきた。
一方で、買物行動の変化や健康意識の高まり、原材料価格高騰などの急激な変化には、さらにスピードを上げた対応が必要であることから、合併により、経営体制を一本化することとなった。
新潟県内に、イオンリテールは22店舗、清水商事は清水フードセンター15店舗を展開している(2022年2月時点)。イオンリテールが取り組んでいる食品とヘルス&ビューティ関連商材を中心とした小商圏型フォーマットの出店拡大や清水商事が有する既存資産の活性化、両社の業務効率化、スケールメリットの最大化を推進する。