アオキスーパーnews|創業家によるMBO/1株3800円で1/9から開始

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(株)アオキスーパー(愛知県名古屋市、青木俊道社長)は1月5日(金)、青木俊道氏が社長を務める(株)青木商店による株式の公開買付けを発表した。

買い付け対象はアオキスーパーの普通株式281万5986株および2023年5月1日から2027年4月30日までを行使期間とする新株予約権。買付け期間は1月9日(火)から2024年2月20日(火)まで。買付け価格は普通株式1株3800円、新株予約権1個8万8500円。アオキスーパーの株価は1月5日の終値で2640円。

買付けに要する資金は三菱UFJ銀行からの借り入れを予定している。公開買付けによって、アオキスーパーは上場廃止となる。

青木商店は不動産賃貸借等を事業内容とするアオキスーパー創業家一族の資産管理会社。青木俊道氏及び創業家一族がその発行済株式の全てを所有している。公開買付者である青木商店は1月5日現在、17万2240株(所有割合:2.86%)、青木俊道氏は19万2441株(所有割合:3.19%、株主順位:第4位)を所有している。

アオキスーパーでは「競争激化と『2024年問題』に象徴される物流費をはじめとする諸コストの上昇への対応のためにDX推進と店舗活性化への中期的な取り組みに集中するため」として上場廃止を目的とした買付けの理由を挙げた。

今回の株式買付は「マネジメント・バイアウト(MBO)」と呼ばれていて、公開買付者が対象者の役員との合意に基づき公開買付けを行うもの。対象者の役員と利益を共通にするものである取引をいう。

過去の流通業の主なMBO例ではアパレルのワールドが2005年(再上場は2018年)、外食のすかいらーくホールディングスが2006年(2014年)に行っている。

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