セブン&アイnews|カナダ・コンビニ大手からの買収提案への回答を公開
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は9月6日(金)、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタール社からの買収提案への回答書簡を公開した。
スティーブン・ヘイズ・デイカス取締役会議長名で送られた書簡の内容は、セブン&アイについて「本源的価値およびそれら価値を顕在化する機会を『著しく』過小評価していること。現在の規制環境下で、米国の競争法当局との関係で直面すると想定される複数の重要な課題について適切に考慮されていない」と説明している。その上で、「さらなる協議が必要」としている。
セブン&アイは8月19日付けのリリースで、アリマンタシォン社からセブン&アイの発行済み株式の全てを1株当たり14.86ドル のキャッシュで取得する旨の提案を受けていたことを発表していた。
セブン&アイでは提案を検討するためにデイカス取締役会議長を委員長として、独立社外取締役のみで構成される特別委員会を組成していた。複数回行われた特別委員会における検討を受けて、アリマンタシォン社への回答となった。