ローソンnews|中国「中央商場」と安徽省のエリアライセンス契約締結

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(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は12月22日(金)に「中央商場」と中国安徽省におけるエリアライセンス契約を締結した。これによって、ローソンは日系コンビニとして初の安徽省出店に向けて準備を進める。2018年春に省都である合肥市に1号店をオープンする予定だ。

安徽省は、中国華東地区の内陸部に位置する。首都の合肥市は人口約800万人を抱える中心都市で、現在日系や大手地場チェーンが存在しないコンビニ空白地帯。しかし経済発展に伴い、若年層を中心に需要が高まることが期待されている地域である。今回の進出により、中国における出店エリアは「5省・3直轄市」となる。これは日系コンビニとしては最多の出店エリア数だ。

ローソンは直接出資により、1996年に中国国内初の日系コンビニとして上海市に進出した。その後2010年に重慶市、2011年に遼寧省大連市、2013年に北京市へと拡大していった。2014年からは、各地の地場小売企業とのメガフランチャイズ契約やエリアライセンス契約を通して出店エリアを広げ、店舗数を増やしてきた。エリアライセンス契約の1例目は湖北省武漢市の「中百集団」。今回の「中央商場」は2例目となる。

「中央商場」はローソンの連結子会社である「上海ローソン」とのメガフランチャイズ契約に基づき、2017年8月より江蘇省南京市でローソン店舗を展開し、現在10店舗を営業している。業績が好調であることから、隣省である安徽省におけるエリアライセンスの取得を決めた。

ローソンでは今後、「中央商場」が安徽省で運営するショッピングモールや食品工場などの経営基盤を活かし、「上海ローソン」からのバックアップを受けながら、出店と運営を進めていく。2020年までに100店舗以上を目指す。また、中国においては、現在の店舗数約1300店を2020年までに3000店規模に拡大する予定だ。

■「南京中央商場(集団)股份有限公司」概要
所在地/中華人民共和国江蘇省南京市
創業/1991年6月
資本金/11.48億元
売上高/64.3億元(2016年度)
店舗数/ショッピングモール13箇所
展開地域/江蘇省、安徽省、山東省、河南省、湖北省

■「株式会社ローソン」概要
所在地/東京都品川区大崎1丁目11番2号 ゲートシティ大崎イーストタワー
代表者/代表取締役 社長 竹増 貞信
資本金/585億664万4000円
全店売上高/2兆1579億円(2016年度連結)
事業内容/コンビニエンスストア「ローソン」のフランチャイズチェーン展開
店舗数/日本国内1万3693店  海外1483店 ※2017年11月末現在

検索ワード:ローソン 中央商場  安徽省  合肥市  エリアライセンス  

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