ローソンnews｜スペースからあげクン｢Pre(プレ)宇宙日本食｣認証へ

(株)ローソン（東京都品川区、竹増貞信社長）の「スペースからあげクン」が、10月25日（金）に、11カ月の保存性試験に合格して、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）」が宇宙日本食認証基準の特例に定める「Pre(プレ)宇宙日本食」としての認証を受けた。

同社は2017年2月から、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士に提供する宇宙日本食として、フリーズドライ化した「スペースからあげクン」の開発に取り組んできた。「宇宙日本食」は、食品メーカーが提案した食品をJAXAが評価し、宇宙食としての基準を満たしている場合に与えられる認証だ。

コンビニエンスストアのオリジナル商品が「Pre(プレ)宇宙日本食認証」を受けるのは初となる。ローソンでは引き続き、宇宙日本食に要求される1.5年までの保存性試験を継続し、2020年に「宇宙日本食認証」を受けるための準備を進めていく。

また、ローソンは、国立極地研究所の南極昭和基地へ向かう第 61 次南極地域観測隊に「からあげクン」を寄贈した。からあげクンレギュラー・レッド・北海道チーズ、超からあげクン　悪魔のおにぎり味の合計4種類約860食分が11月中旬に南極昭和基地に向かう南極観測船「しらせ」に積み込まれる。

「からあげクン」は1986年4月に”ホットスナックとして誕生。レギュラー、レッド、北海道チーズの定番商品に加え、ご当地食材を使用した地域限定品、専門店監修商品など、これまでに合計265種類を発売、シリーズ累計は32億食を超える（いずれも2019 年9月末時点）。

■「スペースからあげクン」への歩み
2017年2月　ローソン社内に宇宙プロジェクト発足。
2017年3月　初めて筑波宇宙センターを訪問。宇宙日本食担当から説明を受ける
2017年4～8月　フリーズドライ品の商品設計検討を開始。包材の選定や、保存試験設備を導入。
2017年9月　開発商品についてJAXAとの意見交換実施。フリーズドライからあげクンにすることが決定。
2018年12月　一次審査実施、「スペースからあげクン」が無事審査を通過。
2019年10月　「Pre(プレ)宇宙日本食認証」を受ける。