広電ストアnews｜負債総額60億円/店舗はマックスバリュ西日本が継承

広電ストア（広島市中区）は1月11日、広島地裁から特別清算の開始決定を受けた。負債総額は約60億円。

広電ストアは広島市内を中心にスーパーマーケット「マダムジョイ」を展開。ピーク時の1992年3月期には224億976万円を売り上げたが、同業他社との競争激化から売上げは低迷。赤字累積による債務超過が続き、2018年3月期の売上高は約71億7600万円にまで落ち込んだ。

自主再建は困難と判断して、スーパーマーケット事業と移動販売事業を、2018年10月1日にマックスバリュ西日本(株)に譲渡し、10月31日付けで解散している。

したがって負債の大半は親会社の広島電鉄向けだが、負債に対する引き当ては行っていて、広島電鉄は「影響は軽微だ」としている。