セブン&アイnews|新社長CEOにデイカス氏、北米セブンを26年下期にIPO

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は3/6日(木)、今後コンビニエンスストア事業にさらに注力し、株主にとっての価値を最大化し還元するために、経営体制、資本構造および事業の変革にむけた一連の施策を発表した。

1. 2025年5月の株主総会後、スティーブン・ヘイズ・デイカス氏を代表取締役社長兼CEOに任命。 井阪氏は特別顧問に就く予定。

2. 北米のセブン-イレブン事業を担う7-Eleven, Inc.(SEI)について、2026年下半期までの新規株式公開(IPO)を目指す。

3. SST事業グループを8147億円(53.7億ドル)でベインキャピタルに譲渡する最終契約を締結。2025年9月に譲渡を完了する予定。

4. SEIのIPOおよびSST事業グループの非連結化によって回収される資本について、2030年度までに総額2兆円(約132億ドル)を自己株式取得の形で株主に還元。通常の事業運営から創出される利益の株主への還元に関しても、累進配当を行う方針。

5.株主価値最大化のために、引き続きあらゆる選択肢を追求。特別委員会による検討状況についても状況を報告。なお、すでに発表の通り、セブン銀行株の保有比率を40%未満に引き下げ、連結範囲から除外する施策を今後も進めていく。

井阪隆一社長は「当社は、具体的で実行可能かつ価値向上につながる数々の重要な施策を遂行している。我々は、これまでも株主の皆様にとっての価値を最大化し、世界中でお客様体験をより良いものにするために尽力してきた。今こそ、我々の取り組みをさらに昇華させるべきタイミングだと確信しており、経営陣は今後もさらなる株主価値の向上を追求し、変革施策を実行していく所存」とコメントしている。

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