リテールパートナーズnews|年商2667億円5.8%・経常利益3.5%増

(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)が2025年2月期決算は営業収益2667億4100万円(前年同期比5.8%増)、営業利益68億2300万円(1.2%増)、経常利益79億9900万円(3.5%増)、当期純利益47億1700万円(61.7%増)の増収増益となった。

営業利益率2.6%(2.7%)、経常利益率3.0%(3.1%)。( )は前年数値。

リテールパートナーズはスーパーマーケットの(株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウの3事業会社を傘下に擁する持ち株会社。

営業収益は過去最高を更新した。営業費用の面では、商品および原材料価格の仕入高の増加や、物流費増加などもあったが、電力料は使用量削減などにより上昇を抑えた。また、人材への投資として賃金の積極的な引上げを行ったほか、顧客の要望に応え、決済手段の多様化およびキャッシュレス決済利用率上昇への対応のための店舗などへの投資を行った。

店舗運営コストの増加に対しては、生産性の向上を図るとともに経費削減対策を講じ、営業費用の抑制に努めた。

また、Amazonとの協業により、「マルキョウネットスーパー」を立ち上げ、生鮮食品のオンライン販売・配送サービスの提供を開始した。物流面では、南九州エリアの物流安定化・最適化のため、宮崎県宮崎市に物流センターを取得した。

マルミヤストア、ハツトリー、戸村精肉本店の3社が利用する、共有の物流拠点として「RPG宮崎物流センター」の稼働を開始した。グループの第3次中期経営計画における「グループ連携の強化」の取り組みの一つとして、収益性および効率性の向上を見込む。

店舗状況では、4店舗を新設した。改装7店舗、閉鎖2店舗。期末店舗数は274店舗。

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