日生協news|「1日に1回以上食べる」が95%/「米」消費の意識調査
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)は「お米」の購入及び消費に関する意識調査の結果を発表した。全国の組合員を対象に、3月11日から18日までWEBアンケートを実施したもので6342件の回答を得た。
日本生協連では、お米の利用実態を把握し、生産者と産地の取り組みに役立てることを目的に、2021年より調査を開始している。
各家庭でのお米を食べる頻度は、「1日に2回程度(52.7%)」と回答した割合が最多。続いて「1日に1回程度(25.2%)」、「1日に3回以上(17.4%)」。全体の95.2%が1日に1回以上お米を食べている結果が出た。2024年10月と比較すると、「1日に2回程度」は1.2%増加、「1日に3回以上」は1.2%減少しており、1日にお米を食べる頻度は前回調査時よりもやや減少した。
直近の6カ月の米の価格上昇にともない、お米を食べる頻度の変化については、「変わらない(80.0%)」、「減少した(16.9%)」、「増加した(2.3%)」という結果となった。「変わらない」という回答理由については「米が好きだから」「主食だから」「値上しているが他の食品も同様だと思うから」等が挙げられた。
「減少した」と回答した理由については、「高価だから」が最多。 お米の代わりによく食べるようになったものは「ない・変わらない( 82.8%)」が最多。「ある( 17.2%)」で最も多い回答は「パン」となった。
お米の代わりによく食べるようになったものについては、「特にない・今までと変わらない(82.8%)」、「お米の代わりによく食べるようになったものがある(17.2%)」という結果になった。「お米の代わりによく食べるようになったものがある(17.2%)」との回答のうち、具体的な品目では、「パン(426件)」、「麺(「めん」を含む、311件)」、「うどん(340件)」などが挙がった。
お米を買うときに重視する点では「国産米である(77.8%)」が最多。次点は「銘柄(40.5%)」。続いて「量(34.3%)」、「産地(33.6%)」が上位を占めた。一方で前回2024年10月調査と比較すると、「銘柄」は8.0%、「産地」は9.5%減少した。
特に「味の好み(26.5%)」は12.3%の大幅減少となった。「価格が安い(33.1%)」は1.8%増加して、第5位にランクインした。
お米の価格上昇が続いた場合、重視しなくなる点について最も多かった回答は「わからない・特にない(33.9%)」だったが、その後「銘柄(30.4%)」、「産地(19.0%)」が続き、直近の価格高騰の影響により、価格以外で、お米について重視する事・こだわる事が減少した。