GU news|リアルファッションラボ調査「夏の下着に求められるもの」
(株)ジーユー(東京都港区、柚木治社長)が立ち上げた「リアルファッションラボ」が、「夏の下着、インナーに関する調査」を実施し、その結果を発表した。
同ラボは、消費者のファッショントレンドを予測するわけではない。消費者が発信しているファッション情報や販売実績に基づいたビッグデータ、そして調査結果から、消費者の真の姿を明らかにして、リアルなファッショントレンド情報を定期的に発信する。
今回の調査で、3つのことがわかった。
第1に、「夏のインナーや下着の着用で、気になること/気になったことはあるか」という質問には、女性の約9割(90.8 %)が「ある 」と回答。
さらに、「夏のインナーや下着で、気になることを教えてください」と具体的な悩みをたずねたところ、「暑くて蒸れてしまう」(56. 5%)と「Vネックやオフショルダーの着用、抜き襟をするときなど、インナーが見えてしまう」(56.5%)が同率で最も多かった。次に多かったのが「キャミソールなどのインナーやブラジャー、ショーツが透けてしまう」(50.3%)。気温や湿度が上がるなかでの着心地に関する悩み、また、 薄着の季節ならではのインナーの見え方、透けに悩む傾向が明らかになった。
第2に、「夏のインナーや下着を選ぶ際に意識するポイントは以下のうちのどれか」という質問には、「肌ざわり、着心地がよい」(49.2%)、「服から見えてもよいデザイン」(48.4 %)、「サイズが合っている」(46.1%)、「吸汗速乾性がある」(43. 4%)といった夏特有の着心地や機能性が上位にランクインし、「ラインが綺麗に出る」(26.1%)や「体型をカバーする」(20.0%)といった補整機能性を大きく引き離す結果となった。他者からどう見られるかよりも、心地よさや快適であるための機能性を重視する傾向が明らかになった。
第3に、薄着になる夏に着用する下着について質問したところ、「ブラジャー」( 56.8%)と「カップ付きインナー 」(42.3%)が拮抗する結果になった。カップ付きインナーが夏の下着として定着していることがうかがえる。カップ付きインナーの着用経験がある女性は8割以上(83 .3%)に上る。
さらに、「カップ付きインナーを着た/着ている理由を教えてください」とたずねたところ、「下着をつけなくてもよいので楽だから」(55.0%)、「着心地がよいから」(41. 2%)という回答が上位に。「快適さ」を重視して、カップ付きインナーを着用している人が多いという結果が明らかになった。