ユニーが電子マネー「unikoカード」発行へ
イオングループの「WAON」、セブン&アイグループの「nanaco」に続いて、ついにユニーグループが電子マネーを発行する。
その名は「uniko(ユニコ)カード」。ユニコは、あなたの「ユー」とユニーグループの「ユニー」、そしてお客様の笑顔を表す「ニコッ!」をつなげたもの。
11月21日からユニーグループの総合スーパー「アピタ」(アピタ精華台店を除く)、「ピアゴ」とホームセンター「ユーホーム」の計228店舗の直営売場で利用可能だ。
WAONとnanacoのサービス開始がいずれも2007年4月だから、遅れること6年半。ようやくという感じだが、同じユニーグループのコンビニエンスストア「サークルKサンクス」では、ユニコカードは利用できない。全国のサークルKサンクス店舗で利用できるようになるのは、2014年の秋。POSレジの入替えに合わせてユニコカードが導入される予定だ。
さて、ユニコカードはFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)でもあり、税込200円の買物ごとに「ユニコポイント」が1ポイントが付与されるポイントプログラムでもある。ポイントは最長2年間有効で、500ポイント貯まると500円分の電子マネーに自動的に交換される仕組みだ。
このほかにも「5%OFF感謝デー」や「特別感謝デー」の割引、「ボーナスポイント・2倍デー」の特典も用意する。
カード発行手数料は100円(税込)。1枚のカードに最大5万円までチャージできる。チャージは店舗に設置されるチャージ機かレジで行う。
ユニーは、2014年2月度末に会員数90万人を獲得し、5年後の2018年には会員数430万人、クレジットを含むカード利用率55%を目指すとしている。
電子決済に関しては、JCBが地方銀行やインターネット専業銀行と提携してデビットカード事業に参入することが明らかになったばかり。デビットカードは欧米では主流の決済手段になっている。
したがって、デビットカードの普及が始まると、電子マネー市場も次の段階に入る可能性がある。グループ内に銀行を所有し、電子マネーサービスの実績を重ねてきたイオンとセブン&アイの動向が、ユニーの電子マネー戦略にも影響を与えることになる。
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