イオンリテールnews|「超!春トク祭り」スタート/U29世代の取り込み図る

イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は3月20日(水・祝)から31日(日)まで、「イオン」「イオンスタイル」約380店舗で「イオン 超!春トク祭り」を開催する。


東京都心の旗艦店である「イオンスタイル品川シーサイド」では「春」文字のディスプレイを展開。

食品、衣料品、住居関連品を対象に、春の行楽と新生活需要に対応した最大900企画を展開する。


伊藤竜也営業企画本部長

「3月は年間で消費支出が高い月。こうした実需に対して、新学期、新生活など新しいスタートを応援する企画になっている」(伊藤竜也営業企画本部長、以下同)。


大型店では常設している「福島鮮魚便」コーナーでは試食を積極的に行っている。

食品では、鮮魚がトルコ産本マグロ(養殖・解凍)の刺身用、鹿児島県産または宮崎県産うなぎ蒲焼などをラインアップする。また、品川シーサイドではセール初日に合わせて「福島鮮魚便」で積極的に試食を実施した。

精肉ではトップバリュ匠和牛5等級限定の肩・肩ロースなどの高質アイテムを訴求する。また「おうちで焼肉屋さん」企画として牛タン、シマチョウなど各部位を盛り合わせた焼肉パックを品揃えする。


オリジナル商材の匠和牛5等級は試食で拡販。

惣菜では海鮮ばらちらし、海鮮魚河岸丼などのハレのアイテムを揃える。「消費の二極化はまだ続いている。家計の節約に対応したベストプライスの展開、一方で本マグロ、匠和牛のようにハレの消費に対応した商品を揃えた」(伊藤本部長)。


アパレルでは外出やアウトドア需要に対応したアイテムを展開。

衣料品では撥水機能や花粉が付きにくい加工を施したパーカーやブルゾンを主力に展開する。サンシェードやチェアなどの春のレジャー用品は重点展開商品だ。また住居関連品はホームコーディを対象とした企画を展開する。


売場の各所で買上金額に応じたポイントサービスを告知する。

キャンペーンでは3000円、5000円以上の買上金額ごとに1回応募できる抽選企画を行う。また、期間中、イオンマークの付いたクレジット払いやイオンペイでのキャッシュレス決済を対象に5万円以上で10倍、10万円以上で20倍といったように買上金額に応じた倍付けポイントサービスを実施する。

また、新年度スタートを機に若い世代・社会人を対象とした「U29パンダパス」を展開する。29歳以下の顧客が対象のデジタル販促だ。専用サイトにエントリーすると割引デジタルクーポンが発行されて買物に利用できる。イオンリテールにとって、若年世代に向けた大掛かりな販促は初めてとなる。「これからのお客さまとなる世代を呼び込みたい」という意図だ。

3月は商品の切り替わり時期であり、季節の変わり目で気温変動が大きい。こうした理由から大型販促が難しいと考える企業も多い。イオンリテールは昨年初めて3月の大型セールは実施した。3月1日から5日までの短期間であったが好評を博した。今年は企画数、品目数を拡大して、期間も延長している。「年末年始、ブラックフライデー、に続くようなイオンならでは大型企画にしていきたい」と伊藤営業企画本部長は意気込む。

関連カテゴリー

販促 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧