1月スーパーマーケット統計|既存店2.1%減/惣菜0.2%増除き前年割れ

スーパーマーケット販売統計の1月度の数値が発表された。この発表数値は、日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の3団体が会員企業を調査し・集計したもの。調査対象企業は全国270社。

総売上高は8762億0871万円、0.9%減。既存店は2.1%減で3カ月連続で前年を下回った。不調要因の一つは、暖冬だ。鍋物商材や冬物商品が苦戦した。もう1つは青果の相場安による単価減。青果は6.0%減と大きくダウン。前年は野菜が高騰していたため、その反動が大きかった。さらに、正月2日に休業する企業が増えたことも売上げに影響した。その結果、惣菜0.2%増を除き、ほぼすべての部門が前年を下回った。

食品計     7872億0996万円(89.8%)▲1.9%
生鮮3部門計 3057億4185万円(34.9%)▲3.2%
・青果      1215億0860万円(13.9%)▲6.0%
・水産      797億3103万円( 9.1%) ▲0.9%
・畜産      1045億0223万円(11.9%)▲1.6%
惣菜         903億2507万円(10.3%)+0.2%
日配       1679億3650万円(19.2%)▲1.8%
一般食品     2232億0654万円(25.5%)▲0.8%
非食品        642億1981万円(  7.3%)▲2.0%
その他        247億7937万円(  2.8%)▲5.7%
※売上高(構成比)は全店、前年比は既存店

1月はどの業界を見ても厳しい状況だ。スーパーマーケット企業は、この統計数値と自社の1月の数値を比べて分析する必要がある。

>スーパーマーケット販売統計調査2019年1月

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