1月6業態統計まとめ|外食・コンビニ好調/総合スーパー・百貨店3%減
2019年1月の主要業態別売上高が出揃った。百貨店、総合スーパー、スーパーマーケット、コンビニの小売り主要4業態に、ショッピングセンターと外食産業を加えた動向を概観する。外食産業は全店ベース、他は既存店ベースの数値だ。
1月の売上高が前年同月を上回ったのは外食産業とコンビニ。外食産業は、暖冬と天候に恵まれたことから客数が伸長して1.4%増、コンビニは、カウンター商材や中食が好調で0.8%増だ。
一方で、総合スーパー3.4%減、百貨店2.9%減、スーパーマーケット0.9%減、ショッピングセンター0.6%減と4業態は減収だ。暖冬で、鍋物商材や防寒アイテムなど冬物商材が苦戦した。青果の相場安による単価減も減収要因となった。
また、百貨店やショッピングセンターはインバウンド売上げが2ケタ減と低迷した。これは、中国で1月1日に施行された「電子商務法」による免税品規制強化の影響だ。さらに、年始休業が増えたことも売上減につながった。